我慢

 怪我をしたときに本当に苦しいのは精神のほうだったりする。怪我そのものには少しずつ回復が見えたり感じられたりするけど、焦りやおいて行かれる恐怖や純粋に蹴りたい、という気持ちはどんな相手よりも強い。先の見えない孤独な戦いだし、その大変さや苦しみは誰とも分かち合うことは出来ない。
 WEEDには僕を含め、大きな怪我をしたメンバーはたくさんいる。会話のなかで怪我をしたときの状況や感じたことの話題が出来ることがあるが、深くはならない。それは、怪我した人が感じることの一つに
「怪我は自分一人で立ち向かわなければならない問題である」
というのがあるからだ。誰の助けも借りられない。回りが助けたくても、どうしよもない。
 前にも書いたけど、チーム活動を通じて悟ったことの一つに
「みんな揃って蹴れる時間は案外少ない」
というのがある。チームだって永遠に続くわけじゃないし、選手生命だってそうだ。その貴重な時間を怪我で短くしてしまってはもったいないし、怪我を悪化させる事はもっとバカらしい。人数が多い我がWEEDだけど、いらない奴は一人もいない。そういう感覚があるからか、逆に不在感が目立つことがあるんだよね。
 みんないい歳だし、残された時間を有意義に過ごさないといけない。ま、競技思考でやっているのなら怪我との向き合い方だって大事な技術の一つでなんだよね、きっと。
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仕事報告

 チームメイトの弟であることからWEED活動に顔を出したのが最後、逃げ出せなくなり、今では首元までドップリ浸かっている
JEF RESERVES 秋葉信秀選手
のサイトを作成しました。

nobuhideakiba.net

ブログもありますので、見てあげてください。

 今シーズンの僕は警告累積のため、ホームとも言える浜野で行われた大事な最終戦に出場できなかったのですが、ノブも累積のために大事なホームの開幕戦に出場できないという目にあっています。しかも原因が二人とも遅延行為という、なんともコメントに困る理由。まあ、レベルは全然違いますが。
 ノブ本人はナイスガイであり、こんな僕らに対しても真剣に向き合いながらも、本人も非常に楽しんでいる様子が伺えます。(笑)プロからエンジョイまで、色んなレベルの色んな玉蹴りがあるけど、環境やレベルに関係なく共通する楽しさがあるのだと再確認しました。応援してあげてください。
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入れ替わり

 「3号基に水が届いていない」
というニュースをみて、原発のニュースだらけだった時期を思いだした。正直、生活の中で原発のことを思い出すことは少なかったので、ああそういえば、という感覚があった。あれほど大騒ぎで、現在進行形の問題なのに少し忘れている自分にびっくりした。3.11以降にも色んなニュースがあり、その時その時は話題になりながらも、やっぱり震災や被災者や原発の話題に戻ることが多かったんだけど、最近で震災関連ニュースの比重は少しずつ少なくなっている気がする。やっぱり世の中は動いていて、それと同時に色んなことが起きていて、僕らはその中に生きている。
 ここで問題なのは、僕らが感じる世の中というのは新聞やラジオやテレビで流される話題であり、ニュースなんだよね。ちょっと油断してしまえば
「世の中で起こっているものはニュースでの出来事だけ」
と勘違いするのは容易い。自分の回りで拾える情報は限られている事を思うと、僕らが認識している世界は、
「自分の回りとテレビの中の世界だけ」なんだよね。当たり前かも知れないけど、何となく危険な気がしないでもない。

 
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天国があるかどうかって

 ホーキング博士が
「天国や死後の世界は存在しない」
と発言したことヤフーニュースになっていたね。ホーキングさんが言うには、
「人間の脳は、部品が壊れた時に止まるコンピュータ」と同じらしくて、コンピューターに天国や死後の世界がないように、人間にだってあるはずがない、ということであった。
 天国や死後の世界に関する話は死に対する恐怖を少しでも和らげるための創作話であることは誰もがそうだと思っていると思う。きっと、色んな宗教が必要に迫られた末に導き出した答えなのだろう。人々のもっとも大きな恐怖に対して答えを用意するのが宗教の仕事だからである。そう思うと、
「本当に存在するのは関係なくて、信じていればいい」
という展開になることな何となく理解できる。

 映画「スワロウテイル」に登場人物たちが天国について話あう場面がある。雨が降り出す中、登場人物にの人が言う。
「天国はあるけど、誰も行ったことがない。なぜなら天に昇る途中でみな雲にふれて、その瞬間に雨になるのさ」
これを見た僕はなるほどなあ、と思った。あるかないかは別として、あっても絶対に目にすることの出来ない、手にすることも出来ない、そんなものなのかも知れないし、そう考えておいた方がいいのかなあ、と。少なくとも、今のこの世界よりもっと素晴らしく幸せな世界がある、と夢見ることは不健康な上、都合が良すぎる考え方なんじゃないか、と思ったりする。
 
 スワロウテイルの登場人物は上の台詞を吐いたあと、降り出した雨に手のひらを向けながら
「ということは、ここが天国ってわけか」
と付け加える。本当はどうなのかは分からないけど、それもいいなと思う。
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挨拶

 @12と車で移動中、車一台が通るのがやっとという細い路地に入った。進行方向には数人の小年が遊んでいて、気をつけて通らねばなあ、なんてちょっと緊張していたんだけど、車に気付いたその子達は道を空けてくれた。それだけでなく、僕らが通り過ぎるときに
「こんにちわー」
と声をかけてくれたのである。僕らももちろん、大きな声でこんにちわーと返し、会釈をした。
 あんまりないことだし、ちょっとビックリしたのが本当のところ。予想もしてなかったどころか、
「このガキども、飛び出したりするなよー」
なんて思っていたぐらいだから、挨拶されたときにちょっと恥ずかしくなった。本当は大人のこちらから言わないと行けなかったんだろうなあ、と。
 友達や知っている人はもちろんだけど、名前も知らない人にも爽やかに挨拶をする人ってたまにいるよね。それが何回か続くとちょっとした立ち話につんがったりして、何もないところにコミニュケーションが生まれたりする。素敵だと思うし正しいとも思うけど、なかなか勇気が必要である・・。
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練習

 昨日の練習試合に続き、今日も練習。疲労度を心配していたけど、みんな元気で走りまくった。県リーグ開幕に向けて皆の中に燃えている何かを感じている。各々に色んな考えや想いがあって、それらの方向を合わせるのは大変な作業だけど、その過程でチームの良し悪しが決まることを思うと今が一番大事なのかな。そんな僕は1対1の場面で相手のかかとを思いっきり蹴ってしまい、親指の爪が真横にぱっくりと割れるというハプニングに見舞われた・・。これは痛い!早く伸びないかな。

 気温が少しずつ上がってきていて、すでに僕の汗の量がとんでもないことになっている。夏になったらどうなるのか、今から心配です。そんなか、FBC4'S honeyよりこれを頂きました。スイカの味がするかどうかは関係ないことを把握してくれていたそうで、非常に嬉しいです!
11 001.JPG味は期待通りに、・・・という感じ。ジュースとしてはアレだけど、僕の好きなスイカ商品としてはサイコーな一品です。(褒め言葉ね)ちなみに飲むのが楽しみで、ずっとバッグに入れて持ち歩いていたんだけど、そこで揺れていたのか開けたときに漫画のようにプッシューと中身があふれ出しました。今日はハプニング満載の1日だったな。
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FOLK DEVILS YAMEED

folkdevils.gif 社会秩序宇を脅かす存在として、
アウトローとか
アナーキーとか
カウンターカルチャーとか
色々あるけど、僕はこのFOLK DEVILが好きである。マジョリティや権力やマスコミに惑わされず、自分の価値観を貫き、たとえ社会の悪と見なされても正しいと思った考えは曲げない。モラル・パニックには乗るなんてダサいことはせず、逆にそのスケープゴートでもいいぜ!頭は下げても目はそらさない。目指してもないのに、いつの間にか反体制・・・。
という姿勢を表現してみました。
フットサル、サッカー | comments (322) | trackbacks (0)

節約あれこれ

 節約が正義の世の中である。要らない電気はつけず、いらないものは買わず、本当に必要なものを見直すことが多い。何年か前から僕は抱えていたコレクション癖に別れを告げ、買う前に「本当にそれが必要かどうか」を考えるよになってきているのでこの価値観の変化には賛成なのだが、エコが持てはやされた時のような匂いがしていてちょっと心配である。節約は必要だが、節約自体が目的ではない。
222222 020.JPG今日、マックでフルーリーを買ったんだけど、これ、明らかに小さくなっているよね?値段も安くなっている気がするけど、ここは節約しなくてもいいでしょー。
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自殺

 有名人が自殺するときに決まって、
「若くて綺麗なんだから、人生どうにでもなるでしょうに・・」
「自殺する勇気があるなら、なんでも出来るのに」
という声を良く聞く。前にも書いたけど僕はそういった考えは間違っていると思っている。なぜなら、自殺に至るまでの経緯やその苦しみを、他人が共有するのは到底無理な話だからだ。その人がどれだけ苦しみ、どれだけ傷つき、どれだけの事を考えていたかなんて、理解することはもちろん、想像する事も出来ない。
「馬鹿なことを・・」とか
「もったいないことを・・」とか
考えるのも言うのも簡単なことで、もしかしたら当たり前の事かも知れないけど、その人の立場に立てばどう感じるかなんて誰にも分からない。状況次第でどっちに転ぶか分からない、というギリギリの状態の人ってたくさんいるだろうし、自分自身だっていつそうなるかは分からない。
 勘違いして欲しくないのはだからといって、自殺してもいいとか、していも仕方ない、とは全く思っているわけではないってこと。ただ、
「もったいない」とか
「なんでも出来たろうに」
と自殺を簡単に否定することで、問題の根本から目をそらしている気がしてならないんだよね。そういう風に自殺を否定することは一見もっもらしく見えるけど、逆に危険なことだと思う。
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 プロ野球の試合が雨で中止になるとき、ホーム側の選手がせっかく来てくれた観客のために、ブルーのシートの上でヘッドスライディングをするパフォーマンスがある。あれは観客へのサービスではあるけど、選手自身も楽しんでいるんじゃないか、と僕はにらんでいる。
 ここまで来るとアレだけど、雨は決して嫌いではない。さすがに梅雨の時期や今日のような強い雨はまた別だけど、水滴が顔に当たる感覚や、傘に当たる音が好きが好きだったりする。それに詩的な意味や文学的な意味を見いだしているわけでもなく、不思議っこぶりたいわけでもなくて、なんとなくいいんだよね。
 子供の頃に良く雨合羽を着させられた記憶があって、今思えばあれも
「傘をささずに、雨粒が直接合羽に当たる音」
を楽しんでいたと思う。ちょっとした非日常だし、手は自由になるし、ガキなんだからフードをかぶるだけでもちょっとした楽しさがあるんだよね・・。木の下を歩いている時とかに、不規則にまとまった水滴が落ちてくる事ってあるけど、アレも合羽を着ていれば楽しい。調子に乗って木を揺らしたりして遊ぶんだけど、家に帰る事にはずぶ濡れになっていて、合羽の意味は完全になくなている・・。
 大人になった今、同じスタンスで楽しめるかと言われたら100%同じとは言えないけど、楽しさのしっぽみたいなものは今でも感じられるかな。それが野球選手の見せてくれるヘッドスライディングに通じていて、あれを見るたびに
「楽しそう」と思うとともに、「俺もやってみたい!」
と思ったりする。
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