気持ちの入った

 大量生産、大量消費の時代をつまらなく切り捨てたり、文句をいう人って多いよね。確かに誰もが皆似たようなものを着て、似たようなものを食べ、似た車に乗り、似たような家に住んでいる。たしかにこれでは味気ない。現実では誰もが自分にあった、自分だけの、世界に一つだけのものを欲しがりながらも、大量生産の物を消費している。でも、よく考えたら、いつでもどこでも、最高ではないけど最低でもない何かを安く買えるのはすごく特別なことなんだよね。悪く言うのは簡単だけど、世話になっていない人はいない、それが大量生産の商品である。
 が、ときたまだけど、それらの商品の中にちゃんとしたこだわりとちゃんと心を込めて作られている商品もある。
1111.jpg心とかいうと大げさだけど、ちゃんとした意志があって、ああこれを作りたかったんだなあ、と作り手の気持ちが届いてくるような、そんな商品もある。昨日、ノザからこのマラドーナフィギュアを頂いたなんだけど、とっても気に入っている。c3537ce2-s.jpg何がいいって、時計とかピアスとか、細部に拘っているのも良いんだけど、選んでいるポーズがとにかくサイコーなんだよね。選択したポーズを見るだけで、あ、コイツすきなんだんなー、と思えるのである。ポーズだけではなく、中に入っている紙にはアルゼンチンブルーを使っているし、書体が86年アルゼンチン型なんだよね。ガチャガチャなんて大量生産の、消費されるだけのものなんだけど、このマラドーナにはちゃんとした気持ちが感じられてすごくいい。
 問題はこれ、多分ライセンスがないんだよね。どこにも「マラドーナ」と書いていないし、制作会社を検索しても何も引っかからない。なぜそうなったかは想像が付かないけど、それでもこの商品を発表した奴のやる気に拍手を送りたい。
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未来は今

 21世紀になっても車が宙を浮いたりチューブの中を走ったりはしていないのを見て、想像していた未来とは違うなあ、なんてガッカリする現代である。SF雑誌や映画の未来は本当は想像の世界なのかなあ、なんて思っていたんだけど、テレビ電話や音も無く走るプリウスを見ると
「想像していた未来、ちゃんと来ているじゃないか!」
と逆に感心したりする。形や速度はちがくても未来はちゃんと訪れているんだよね・・。
 そんな中、こんな動画が発表された。以前にも載せた、バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てくるマーティーの靴である。特徴はなんと言っても、自動的に靴紐を調整してくれるシステムである。映画の舞台は2015年だけど、2015年になってもこのシステムは流石に無理だろうなあ、というのがファンの見解だったのだが、ついに、しかも4年早く、この靴が買えそうなのである!なんとNIKEが靴紐の自動調整システムの特許を申請していたのだ!まさに未来は今、なのである。次はホバーボードか?
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猟奇的

 最近「冷たい熱帯魚」と「悪魔を見た」という、猟奇的殺人を題材にした映画を立て続けに見ている。「冷たい〜」は邦画で、「悪魔〜」は韓国の映画なんだけど、両方とも突き抜けた刺激を持った映画で面白かった。「冷たい熱帯魚」は埼玉愛犬家連続殺人事件を題材にしていて、一歩も引かない、遠慮のないグロいシーンが続く映画だった。
 あんまり認めたくないけど、「猟奇的な殺人事件の魅力」ってあるよね。口には出しにくいし、認めたくない部分もあるけど、映画や小説になることは多いし、事件その資料や詳細なレポートを公開しているサイトも多い。それだけ気になる人が多い、ということである。
 きっと「怖いものみたさ」や「背徳感」「下品な好奇心」見たいなものがあるんだろうけど、それだけでは説明できない何かがあると思うんだよね。それが何なのかはイマイチ分からないけど、多分「普通じゃない」というところがいいのかも知れない。「殺人の追憶」とか「セブン」とか名作が多いんだよね・・。
映画 | comments (314) | trackbacks (0)

広告

 中国で国際大会が開かれている時に中国の企業の看板が画面に映ったりするよね。その看板の読めそうで読めない微妙な感じが楽しかったりする。その歯がゆさというか、すっきりしない感じ?ローマ字だったらニュアンスを掴めるからそこまでの新鮮さがないけど、意味を把握出来ないその不明感というか、異国感が楽しかったりする。
 昨日の試合を見ながら思ったけど、アウェイの地でも広告看板はほぼ日本の企業だった。カタカナの看板もあったから、きっとウズベキスタンの人たちも
「あれはなんて書いてあるのかね?」
と思っていることだろう。日本語にふれたことのない人があの看板を見る時、どういう風に見えるのか非常に興味深い。絵とか、記号とかに見えるのかな。

 見慣れた企業の中に堂々とDMM.comの看板があった。この看板をみて何の会社だ?と思ったウズベキスタンの人たちがきっと今頃、DMMを検索して日本のAVの扉を開けているに違いない。代表は大したことないけど、日本のAVはすごいなー、と思っていたりして。(笑)
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気を付けること

 幕張で蹴っているMさきのおばあさまがひったくりにあい、バッグを取られた上に骨折までさせらたそうだ。原付で横を通ってバッグをかっさらっていく、良くポスターやテレビで見る手口だったのだそうだ。おばあさんは壁側にバッグを持っていたらしいから、強引に持っていったのだろう。非常にあくどい、非道な行為で頭に来る。
 注意を喚起したり、気を付けて自己防衛を計っても犯罪の脅威から逃れるのは難しい。どんなに気を付けても気を配っても、狙われたら終わり、という構図が間違いなくある。僕らが生きるこの社会は性善説を元に作られているわけだから、ある意味ではどうしようもない弱点である。家の防犯、車の防犯、財布、持ち物。なんでもそうである。この「限界」がもどかしい。
 誰もが清廉潔白で犯罪のない社会なんて今も昔も、この先でも存在しえないことは百も承知だけど、こういう事が身近で起きるとすごく残念である。
 
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支持率

 支持率って不思議だよね。今回も新内閣の支持率が発表された。毎回そうだけど、この数字にどれだけの根拠があるのかが微妙だよね。そもそもどんな人なのか良く知らないし、何をしてくれるのかも分からないし、まだ何もしていないのに支持出来るかが分かるわけがない。「期待値」だったらわかるんだけど・・、本当に正しい答えは「まだ分からない」なんだろね。
 支持率を調査する時って無作為に電話をかけるらしいんだけど、かかってきた事がある人っている?僕自身はもちろん、周りにもいないから、本当は調べていないんじゃないか?と思ったりする。
 支持率とか、世論とか、民意とか、ニュースで良くきく言葉だけど、今思えば非常に曖昧でフワフワしていて、深い意味がありそうであまり無いんじゃないかと思う。単位が大きいからすごく大事なことに聞こえるけど、実はそうでもないんじゃないかと思う。それがちょっとした事であがったり下がったりすることを思うと、やっぱり大事な事でもなんでもねえな、と思うのだ。そして、大きなくくりの中に自分自身も入れられている気がしてちょっとした気持ち悪さもある。
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人間って挨拶だよね

 今日はフロリと練習試合。フットサル施設に行くとだいたいそうだけど、色んな人と挨拶を交わす。久しぶりに会う人、昨日もあった人、最初にかける言葉は挨拶だ。練習試合ともなればもっとそうで、試合前にもあちこちで挨拶が交わされる。試合をやる前も一列に並んで挨拶。先輩たちがそうだったから僕らもならってそうするんだけど、今思えば当たり前で、僕は挨拶をする人が好きだ。試合中に熱くなる場面もあったが終了後の挨拶もし、いい練習試合を行うことが出来た。感謝だ。
 練習にも多くの人が参加してくれるが、ちゃんと挨拶する人、しない人もいて千差万別である。堅苦しいことは言いたくないけど、挨拶をする人の印象がいいことは言うまでもない。
 問題なのは、挨拶がない人に向かって
「挨拶がないぞ!」
と注意すると、注意をした人が悪者になってしまうことだよね。堅いこというなようーとか、細かいことを気にするなよー、格好悪いなあって空気が出来上がる。曖昧に、何となくファジーに流した方が物事が上手く進む事も事実なんだよね。非常に微妙な問題である。まー、楽しくやるのが一番かな。
日々 | comments (271) | trackbacks (0)

好奇心

 「蛆がわく」という表現が面白くてふと蛆について知りたくなった。「わく」って表現がまるで何もない所から自然に生まれてくる、みたいな感じがするんだよね。何もない所から生命が生まれるとなればそれはもう、宇宙の誕生に匹敵することだから、画像系は見たくはないが気になってしまった。
 蛆はハエの幼虫で、孵化するスピードがあまりにも速いから「わく」という表現になったのが正解らしいんだけど、見た目のグロステクさやその姿がもたらす不快感にすごくあっていて、変な話、すごくいい表現である。

 調べるって言ってもまずはWIKIPEDIAを読んだだけなんだけど、読むだけで知識が増える気がして、ちょっとした気持ち良さがあるんだよね。これはニュース解説の番組を見ている時に感じるものときっと同じだと思う。きいただけなのに、ちょっと利口になったようなあの感じ。読んでいる時はあれこれと面白くて吸収しているつもりなんだけど、ふと冷静になってみると
「読んだだけだよね・・」
という事に気づく。知識は経験以外のものからは生まれない、とまでは思わないけど、いつでもどこでも知りたいことを瞬時に手軽に調べられる便利性は紙一重だよね。
日々 | comments (421) | trackbacks (0)

 チョン・テセの涙が良かった。ワールドカップの時にも泣いていたから、またかよ!と一瞬突っ込みそうになったけど、今回は日本が舞台なんだよね。ワールドカップの予選という超大事な試合を日本と戦うわけだから、色んな思いが頭の中を駆けめぐったに違いない。
 自分のナショナリティについて迷ったり、苦しんだりする事ってきっと普通の人にはないから、あまり理解されない苦しみなのかも知れない。それはそれでいいんだけど、あの涙を見るとチョン・テセが今まで味わってきた嫌な思いや、悩んだ末に下した決断が全て、祖国のユニを着て大観衆の中でプレイすることで報われたと信じたい。たくさん苦しんだ人だからこそ味わえる幸福があるのだと信じたい。
 ナショナリティって本当やっかいだよね。僕はユニをたくさん持っているけど、他の国のユニは一度も着たことがないんだよね・・・。僕みたいな安っすい自覚でだってそうなんだから、祖国に対して確かな愛や誇りを感じている人はきっと強烈な感情を持ってワールドカップや国際大会での自国を応援できるのだろうなあ。
 それにしてもチョン・テセや他Jリーグで戦っている他の北朝鮮の選手のおかげで、北朝鮮を身近に感じられる。ニュースで見るイメージではあんな感じだから、案外普通じゃんと思える。やっぱり個人単位で見れば国籍なんて関係ないんだよね。
フットサル、サッカー | comments (684) | trackbacks (0)

エンジェル・ウォーズ

 すごく良いんだけど、何か足りない気もする。好きな要素を精一杯詰め込んだ!という感じが潔くていい。
鑑賞履歴 | comments (317) | trackbacks (0)
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