昨日の夜の風が凄かった。暑いからある程度吹いてもらった方がいいんだけど、あそこまで行くと逆に迷惑である。窓から入った風が派手にカーテンを揺らすし、とにかくうるさい。
 寝る前に「ハプニング」という映画を見ていた。アメリカ東海岸で、なんの前触れもなく人々が自殺していくという、サスペンスホラーな映画である。さっきまで普通にしゃべっていた人が次の瞬間には飛び降りたり、鋭利なもので自らを刺したり、ショック描写が多い映画でもある。
 この映画では
「人々がどうして自殺するのか」
が一つの謎になっている。社会が止まるぐらいのパニックとして描かれていて、主人公達は曖昧で出所の不明な情報に踊らされた、苦しんだり、恐怖を感じたりする。逃げたいんだけど、何から逃げればいいのか分からないまま、とりあえず人が少ない場所に避難をすることになる。みんな何が起きているのかがわからないため、必死に情報を集めようとするんだけど、その中で、
「人々を自殺させる何かを風が運んでいるんじゃないか?」
という噂が出てきて、信憑性が高まっていく。エンディングに向けて
「やっぱりそうなの?」
という演出が続き、僕も集中していたんだけど、TVの画面で風が吹くのと同時に、僕の部屋にも風が入ってくる。おお、すごいタイミングー、なんて僕もビックリして、偶然てすごいなあ、なんて思っていたんだけど、まるで映画と僕の部屋がリンクしているかのような偶然が続く。あまりにも続くので怖さのような、変な気持ちの悪さを感じてしまった。もしその風が何かを運んでいるのであれは僕も今頃これを書いてないはずなので、やっぱり風ではなく、他の原因があるのか、とまだ映画と僕の部屋がリンクしている気分である。

 ちなみにその風の音で起きてTVを付けたんだけど、ちょうどイニエスタがゴールを決めた瞬間だった。あんなタイミング、そう合わせられない。やっぱり普通の風じゃないのかも。
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