踊る大走査線

 踊る大走査線の3が今劇場でかかっていて、相変わらずの大人気である。僕はTVドラマも映画も全部見ていて、ファンの一人ということになるんだろうけど、映画だけはどうしても好きになれない。TVドラマは好きなんだけど、映画がちょっと頂けないんだよね。
 
 前にも書いたけど、TVで人気が出た作品を映画化する、という最近はやりのこの流れは「踊る」が作ったのではないかと思っている。この方法は「ROOKIES」で頂点を極めた感があるので、「踊る」の興行収入でこのモデルがまだ生きているかどうかの指標になるかも知れない。
 僕が「踊る」がイマイチ気に食わないのは、
「風呂敷を広げるだけ広げて、犯人はたいした事ない」
ということである。1の犯人も2の犯人も、すごい大きな事件に見せかけながらもただの若者、ただのサラリーマンだったりと、最後にガッカリするという感じを受けちゃうんだよね。しかも主人公たちが活躍してもしなくても事件は自動的に終わっていくので、それまで展開は何だったんだ!?と思えちゃう。毎回「あのキャラが死ぬかも・・」という話題の作り方と、「なんとなく社会問題を入れています」という姿勢もちょっとね・・。この作品は日本の映画の興行記録を持っているし、ファン層も広いので1,2程とはいかなくてもある程度のヒットはするだろうけど、TVシリーズが好きなだけに複雑な気持ちである。
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