目には目を

 サル山に花火の投げ込んだガキ共のニュースがあったじゃない?あのニュースを見て、
「逆にあのガキ共を檻に入れて花火を投げ込めばいい」
と思った人は多いんじゃないかと思う。サル山を掃除したとか、サル達に謝ったとか、園長さんが面白いとか、色々と事件を納める展開になっているけど、どうもしっくりこない。未成年には可能性があり、社会が守るべき存在であることは理解できる。理解は出来るが納得はできない、そんな感じかな。
 光市母子惨殺事件の被告に死刑が下ったニュースもあった。死刑に対する考え方とか、この裁判の進展を見ての判決に対する考えは色々あると思う。とはいえ、これでこの事件が一つの終わりを迎えた、という見方をすることが出来る。ただ、犯人をこの世からいなくなったからって何かが変わるわけでもないんだよね。一度発動した暴力がもたらす結果に「終わり」がないのだ、多分。ここで僕はサル山の事件と同じ発想に戻って、犯人を檻に入れて被害者の夫であるモトムラさんに殺させればいいんじゃないか?と考えて一瞬想像してみたが、怖くなってやめてしまった。こういう事を軽々しく無責任に語ることは出来ないし、なによりも自分の中ですら確固たる基準を作れない・・・。なんとも感想の持ちにくい、何がどっちにどう転んでもしっくりこない事件である。
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