our last days

　人の縁とは分からないもので誰が誰とどう繋がっていて、その誰かと自分自身がどう繋がっていて、この先誰とどう繋がるか分からないものです。気づけば誰かと知り合っていて、しばらくすると自分の知り合いがさっき知り合った人と知り合っている。自分自身を通して関係が生まれるこもあって、なんていうか、人との縁は不思議である。
　
　本日、我が仲間が結婚式を挙げました。昨日の夜、いつ知り合ったのかなあなんて思い出してみました。初対面の様子はもちろん憶えていないんだけど、当時の雰囲気や空気感見たいなものが浮かんできて懐かしかった。面白いのはアイツのことを思い出していると、一緒に時間を過ごしたたくさんの仲間の顔が思い出されて、いつの間にか一人で笑っている自分に気づく。

　自分の好きな人がたくさんの人から愛される事を知るのは最高に嬉しい事である。今日は二人がまさにそういう存在であることを確認出来て、この縁に恵まれたことを嬉しく思う。すごく昔の出会いが今も続き、さらにその周りにたくさんの仲間が増え、今日もっとたくさんの人が笑顔になった。正直アイツがケーキを食べる所とか、キスをする所を写真にとってどうするんだ？と思うけど（笑）まあそれはいいとして、こういう人たちのために社会が、この国が、この世界が秩序正しく平和であればいいな、と真剣に願っています。
　
　というわけで二人が互いに交わす視線や、二人を見守る仲間の横顔に、日常では見られない特別な何かを垣間見ることが出来てすごく嬉しかったです。人生はきれい事じゃないから、気持ちや優しさや思いやりだけではどうにもならないのかも知れない。でも、こういう日に、二人を囲む大勢の人たちの中にそれを感じ、その存在を確認することが出来る。そしてその尊さに気づき、感謝する。きっと今日、笑顔になった多くの人たちもそう感じていることでしょう。
おめでとうございます。