漂着物辞典  

 浜辺を歩いていると、波打ち際に古びたガラスの瓶が打ち上げられている事に気づいた。ガラスとは言っても長い間波に揺られていたのか、透明度はなく、中を伺うことが出来ない。好奇心に駆られ拾い上げたのだが、中になにやら丁寧に折られた紙が入っている。コルクの栓を抜き、紙を出してみた所・・、というパターンってあるよね。中には遙か昔にかかれたメッセージがあり、それを知れべたところ、と広がっていく物語である。

 c0019338_1025035.jpgこの前、歯医者の待合い室にこの本を紹介している雑誌があって、ついつい見てしまった。玄界灘に打ち上げられたものを拾い上げてはそれを調べながら文化的なルーツまでを調べているらしい。すごく綺麗な写真も載っていて、昔のガラス瓶や小物には芸術性があって可愛いい。
 上に書いたメッセージ・イン・ア・ボトルの話の様に、海に打ち上げられたものには何となくロマンみたいなものがある。時間や距離を超えてきたような、そんなものである可能性もある。100年前のヨーロッパの少女(笑)が書いた差出人のない手紙である可能性もあるわけで、もはやファンタジーでもある。この本、欲しいんだけど調べてみたら4千円もするんだよね・・。悩む。
日々 | comments (636) | trackbacks (0)
calendar
<< March 2012 >>
SunMonTueWedThuFriSat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others