絆on sale

 朝からテレビは震災特集番組ばかりである。その中で連呼される「絆」という単語。言いにくい事だからどこも書かないし誰も言わないけど、なんだか「絆」という言葉が安くなった気がする。「絆」が悪いわけじゃないのが歯がゆい所。連呼されるものだから流行語に成り下がっている気がするんだよね。そのうち、どこかのデパートが「絆セール」を始めそうで怖い。
 震災は現在進行形だから、震災から1年ではなく、震災が始まって1年、という表記が正しいのかな。悲しい話、感動的な話、たくさん見たり読んだりしてきたけど、良く考えるとどれも現在進行形の問題で、未だそこにあるんだよね..。
 絆という言葉の裏側ではガレキを拒否したり、福島からの児童を入園拒否したり、言葉とは真逆の現実もある。アスリートが与えてくれる勇気、有名人がくれる元気の必要性は理解できるが、それだけでは生活は良くはならない。人は多面的だから、博愛を歌いながら自分の利益を守るのはある意味はでは当たり前かも知れない。「絆」とか「一つに」という言葉の裏には、たくさんのことが隠れている気がするんだよね。
 
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