一番すごい人

 良く通る道にリフォームをしている家がある。通る度に進み具合をチェックするんだけど、その早さに本当にビックリである。朝に足場が組まれたかと思えば夜にはもうネットもはられて作業が行われていた。その後、順調に作業が進み今日塗装が行われていたけど、その色が紫と黄色と赤で、すごく奇抜なのであった。雨戸までもを紫に塗っていたから明らかに狙っての配色、しばらく見てしまった。

guell05.jpg奇抜な配色の家を見ながら思い出したのはガウディのこと。ガウディといえばスペインの著名な建築家。1882年に建築が開始され、未だ続いている「サグラダ・ファミリア」が代表作だと思う。ガウディの作品の中に「グエル公園」というのがあって、これがかなり奇抜なデザインの公園なんだよね。写真や映像を見たことのある人は多いと思うけど、ちょっと優しさの足りないディズニー、みたいな感じなんだよね。色だけではなく、形もうねったり波打ったり、カメレオンやオオカミの頭が飛び出していたりと、楽しそうな感じなのである。ガウディのデザインを評価し褒める人は多いが、僕がいつも思うのは
「実際に作っている職人の方がすごくない?」
ということである。
guell02w.jpg
guell07.jpg あの奇抜な形や色合いを再現する技術の方がすごいんじゃないか、と思うんだよね。デザインそのものを理解しているわけだし、ある部分ではガウディの意図を共有するわけだろうし。すごいデザインだなあ、と思うけどよく作ったなあ、という感想のほうが正しい気がするんだよね。
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