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ジャイアント・キリング

 サッカーの魅力の一つはやっぱり大物食い、ジャイアント・キリングである。弱い国が強い国に勝つ、これほど興奮する事はない。「マイアミの奇跡」なんてそうだし、02年大会のセネガルなんてまさにそうだよね。特にセネガルはフランスの植民地だったから、その意味は「強いチームに勝った」なんてものより全然濃い意味があった。
 僕はこういった「元植民地vs元征服者」という組み合わせがとても面白く、今回も色々と調べた。で、思ったのはやっぱり、サッカーの魅力というのは「強いものが勝者ではない」という所にあって、それこそジャイアント・キリングなのだ。こういった試合での勝利は勝利以上の意味があって、それこそ国の存在意義というか、国の存在理由になるんだよね。案外単純なもので、サッカーで勝っただけで国民の不満は簡単に消えちゃうもの。今でこそないが、国民の不満がたまった頃にサッカーの国際試合を組むのはアルゼンチン政府の十八番だったしね。サッカーは政治とは一切関係のないものでないといけないが、そう上手くも行かないか。
 

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