2006/6/26 月 | 2006.06
My game is fair play
ポルトガルvsオランダは激しい試合だった様だ。4人も退場者がでて、イエローカードも途中で数えるのが面倒になるくらいの人数になっていた。雰囲気からして一触即発の空気が流れていたと言うことで、両チームとも気合いが入っていたのだろう。
試合前の儀式で選手たちはフェアプレイの象徴 My game is fairplay フラッグに先導されて、子供と手をつなぎながらピッチに姿を表す。これらは全てフットボールからラフプレイを排除するための措置で、「子供がみているんだから」という意味もある。また、面白い事に試合後の握手もルールに乗っ取って行われている。選手達が興奮した頭を一度冷やしてからテレビのインタビューに答えられる様に「間」を置いているのである。それをする事で選手は冷静になってからインタビューに答える事になり、フットボールのイメージは悪くならない。フットボールの中に存在する暴力を出来るだけ排除しようとする努力なんだけど、その暴力こそがフットボールが本能的に訴えかける大きな魅力になっているのは間違いない。
また釜本ネタですけど、スカパーの番組でこんな事を言っていました。
「たしかに試合前にはフェアプレイの旗に続いてみんな出て来るんだけど、みんな戦いに言っているのだから、ここぞという時は身体を張らないといけない」
と言っていた。オブラートには包んでいるけど何を言いたいかはハッキリしている。メヒコもそうだけど、オランダとポルトガルの姿勢を日本代表に見習って欲しい。やっぱりファールというのは良くない事だけど、ここぞという時はファール覚悟で行くべきなのだろう。僕は競技としてのフットボールをやったことはないけど、もし自分に「ファールをする・しない」の2択を選べる技術があれば色んな事が違っていたのかも知れない。強豪国ではファールをする・しないはれっきとした技であるんだよね。ま、ここでは釜本が言っているのはマリーシアとかの意図的なものではくて、もっと精神的な心の問題だろうけど。
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