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ジョニー・デップ

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」が大人気である。そのおかげでジョニー・デップの人気がまた凄いことになっている。海賊ものの映画といえばコケるのが当たり前という価値観があって、それはハリウッドの歴史を見てもわかる。衣装にもセットにも莫大な金がかかるし、海での撮影が多いという事も予算がかさむ理由である。そのため、海賊映画で儲ける事は無理という経験値があったのだが、これを軽く飛び越えたのがこのジョニー・デップの「パイレーツ〜」である。それほどデップにネームバリューがあるのだ。
 が、この映画のおかげでデップの人気が変な方向に進んでいる気がする。新しいファンが増えるから仕方のない事でもあるけど、昔からデップのファンだった人は同意してくれるはずだ。
 デップといえば、暴力行為で何度も逮捕され、ウィノナ・ライダーと婚約しながらもケイト・モスに持ちかえまた婚約をしてはまた破棄し、今度はヴァネッサ・パラディに行くという羨ましすぎるコースを走った男である。それ以外にも浮き名を何度も流したけど真相はわからない。ドラッグにも酒にも手をだし、パパラッチを殴り、誰だかは忘れたけど女を殴って逮捕されている。とにかく現在のいいパパで家族を大事にする男のイメージからは程遠い人間なのだ。だが、そう言ったエキセントリックなイメージこそデップの魅力で、「普通とはちがう」所が良かったのだ。
 デップはハリウッドを嫌ってずっとフランスで生活している。彼が演じてきた役はデップにしか出来ないものばかりで、おかしさの中の悲しさや、その切なさを表現できる少ない俳優である。金や名声に目もくれず、人が選ばない難しい役をび続けてここまでの地位を築いた。黙っていれば二枚目なのにスターになる事を拒み、、自らアウトローの道を選んできたはみ出しものなのだ。だからこの「パイレーツ〜」で評価される事が気にくわない。
 「パイレーツ〜」を見たとき、「なんでデップはこんな映画に出たんだろ」と思った。バイト感覚?なんて思ったりしたけど蓋を開けてみたら大ヒット、冒頭に書いたハリウッドの定説をもひっくり返した。メジャーになったのである。最初は「メジャーな作品だからこそテキトーに演技をしたのだろう」と皮肉っぽい事を期待していたけど、「2」にもでちゃって、それで火がついて、なんて予想しない展開になってしまった。なんだかとても大きな違和感があるのだ。
 ま、どうでもいい話だし、そんなもんデップのかってだし、ただ金が欲しかっただけかも知れないし・・・。

posted by @6 : 15:29

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Comments

123 | 2006/8/10 09:18

123

スライムA | 2006/8/17 14:14

ちょいと覗いので失礼。
デップは自分の子供が見て喜んでくれる物を造りたかったそうです。げんに子供が「パパの仕事?海賊!」というほど子供も気に入ってくれている作品のようです。
今後もそういった作品を好んで演じていく予定だそうです。
それに生きていくには「お金」も重要ですよ。貰えるなら沢山もらいたいと思いませんか?


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