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貧乏話

 昨日の流れで貧乏話で行こうと思う。
 貧乏話には色々ある。あの時は大変だったなあ、なんて思い出しながら過去を振り返る類のもの。これらにはある種の懐かしさがあって、多少の笑いが入っていたりするので普通に誰にも話せるものである。もちろん、「現在はそれほど貧乏ではない」というのが前提である。
 だが、あまり話したくない貧乏話もある。これらは懐かしいというより惨めで、体験した本人はしゃべりたくないどころか思い出したくないレベルのもので、誰かに話しても聞いた人が引いてしまう程のものである。いくら時間がたっても美化も風化もできないのが特徴で、芸人でもなければカミングアウトは難しい。
 貧乏話には「時代」が大きなポイントで、それが戦後だったら
「まあ、あの時はみんなそうだったから」
と軽く流す事が出来るけど、飽食の現代社会における貧乏というのはいよいよ本当に惨めで、明るさは微塵もない。色々な境遇の人がいるだろうけど、現代社会では生活力があればどうにかる。いざとなれば住み込みの仕事をすればいいし、智恵を出せばどうにかなる。とはいえニッチもサッチもならない境遇の人もいるわけで、自分の貧乏は我慢できても他人の貧乏はあまり見たくないと僕は思う。

 と言うわけで僕の貧乏なんですけど、幸いながらも笑いを交えて紹介できるものが多い。学生の時はバイトをいくつか掛け持ちすればどうにかなった。とりあえず米があれば、みたいな感じで暮らしていたので給料前は厳しかったけど、明日何食べよう・・・・という事は流石に無かった。ある意味ラッキーか。

posted by @6 : 15:57

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