2007/9/13 木 | 2007.09
マイナースポーツ
昨日の夜中に珍しくラグビーをテレビでやっていた。ラグビーほど男臭さが伝わるスポーツはなく、大男同士がガチンコでぶつかるその迫力は相撲よりも、そして防具を付けていないだけにアメフトよりも迫力にまさり、痛みが伝わってくるスポーツである。
見ていたら、ベンチに下がった選手が鼻が折れているかどうかをコーチにチェックしてもらっているシーンが写り、あまりテレビ向けのスポーツじゃないね、なんて思った。思えばタックルをする方もされる方も命がけなわけで、タックルに行ったときに相手の膝や足、肘が顔に当たるのは当たり前。受ける方も腰を狙って大男が突っ込んでいるわけだから、よける時は必死であろう。
日本のラグビーは世界に置いてはまだまだの様で、テレビで放送される事は希。少し前にオーストラリア戦があったのだが、これが3-91で負けるという感想の言いにくい点差。PKで3点、トライで5点。いったい何トライ決められてるんだ?代表チームがこんな点差を付けられているのだが、いかに世界レベルとの差が大きいかが分かって、その途方もない距離はスポーツとしての人気を遠ざける。弱いから人気が出ない。厳しいけど、これこそがスポーツの世界。マイナースポーツから脱したかったら強くなるしかない。
そんなラグビーがテレビで放送されるのだから、一大チャンスである。ここでフィジーを喰ってしまえばニュースに出るし、翌日の新聞にも乗るし、なにより世の中に「ラグビー」という言葉が広がるのである。日本は気合いが入っていた。先制されるも追いつき、またリードされるも追いつき、またリードされても追いつく。何しろ背水の陣。最後の最後まで頑張った。ここまで来ると本当に奇跡が起きそうな予感。見ている誰もがすでにちょっと涙目。ボロボロになりながら諦めない大男ちに感動している。しかし最後にはトライを獲る事ができず敗戦。惜しい試合、好勝負、もうちょっとだった・・・、惜しかった。が、惜しかっただけでは意味がない・・・。
見ている途中から僕は先日のなでしこジャパンとダブって来ていた。ここでラグビー代表が勝てば世の中のラグビーの立ち位置が変わり、競技人口だって変わるかも知れない。次の試合もテレビでやってくれるかも知れない。ファンが増えるかも知れない。が、ダメだった。スゲー惜しかったし感動したけど、ダメだった。これは大きな差。なでしこジャパンの試合を見た人は次の試合も見てやろうと思うだろうけど、ラグビー代表に対しては多くの人はそうならないだろう。この差は大きすぎるぐらいに大きい。そう思うとあのロスタイムのFKは引き分けを拾った点であったとともに、もっと大きいものをも拾ったのだろう。ちびっ子スゲー!
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