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常識的な優先順位が必ず正しいとは限らないのだ

 会社に向かう途中で信号待ちをしていた時の事。左手にボクシングジムがあるのだが、車を停めている位地から中が良く見えた。奥にリングがあり、その手前にはサンドバッグが数個天井からぶら下がっていた。大柄な男性がファイティングポーズをとりながら右、左、右、左とサンドバッグを勢い良く殴っていた。重そうなパンチを繰り出すその人を見ていたら、目立つ色のスニーカーを履いていた。僕も持っているREEBOKのポンプフューリー、ジャッキー・チェンモデルであった。このスニーカーは蛍光黄色とシルバーという派手な色使いで、遠くから見ても分かる代物である。
 で、その男性を良くみていたら、なんだか見覚えが。サンドバッグに隠れて良くは見えないのだが、殴る度に少しずつズレ、顔が見えた。昔一緒に仕事をしていた元部下であった。
 彼は本物のスニーカーフリークで、AIRMAX95みに代表されるスニーカーを何数足も持っていた。「ヒモを通しちゃったんで、もう俺の中での価値が下がっちゃったんですよ〜」と言って、当時3万前後で取引されたAIRMAX95の赤グラデと青グラデを一足ずつくれた。ヒモを通しただけの新品未使用のAIRMAX95・・。申し訳なくてとりあえず1万円握らせた。
 そんな彼がボクシングジムでサンドバッグを叩いていたのだ。それにしても
本人→スニーカー
ではなく
スニーカー→本人
という順番になってしまうなんて、なんて失礼な事だろう。
 その何日後かに彼に会ってこの話をしたのだが、怒るどころか大変喜んでいた。その後スニーカーについての話で多いに盛り上がったのは言うまでもない。

posted by @6 : 20:57

Comments

dsk@20 | 2007/10/28 21:03

その話、僕も混ぜてもらってもいいですか? お二人には及ばないとは思いますが・・・

@6 | 2007/10/29 01:09

うむ、スニーカーに国境はない。

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