2007/10/21 日 | 2007.10
引退選手
日テレで今期を持って引退する野球選手の特集をしていて、思わず泣けてきた。良くは知らなくてもニュース等で目にした選手は多く、それぞれに見覚えがある。勝負の厳しい世界、引退を決められるのはごく一部の選手。名もなく去っていく選手が多い事を考えると、ファンの前で挨拶が出来るなんて幸せな事に違いない。
中でも古田選手の存在は特別で、日本の野球史の中でもその名前は残るだろう。古田がいたからこそ日本の野球界は大きな窮地を脱し、楽天が生まれた。プレイオフ制度も生まれ、「ファンのため」という価値観が見直された。閉鎖的な球界を相手に偉大な事を為し遂げた男である。
いつも思うけど、先の人生がまだ長いのに何かを「引退する」事はどんな感覚なのだろうか。一般の人には生活の大部分を占める何かを「引退」する事はないから、とても特別な感情だと思うんだよね。野球しか知らない人が野球を辞める・・・。これってとても大きな喪失感なはずなんだよね。ま、野球選手は選ばれて人達だし、現役時代は一般人よりもいい金を手にしているし、その後の人生も野球関係の仕事があるだろうしね。それでも現役時代を想いながら生きていく元選手も多いだろうなあ。
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