2007/10/12 金 | 2007.10
アイスマンと温暖化
いつかミイラの事を書いた時に、アイスマンについて触れたと思う。(覚えていない)。アイスマンはイタリアとオーストリアの国境、アルプスの氷河から発見された5300年前の人間のミイラである。アイスマンが特別な理由はエジプトのミイラよりも古いのにその保存状態がすごくいい事と、当時使っていただろうと思われる道具がたくさん残っていた事である。その中に火をおこすための道具があるのが最近話題になっている。
今の温暖化の原因は火の存在である。火があるからCO2が生まれる。極端な言い方ではあるが、本当の事である。しかし、火がなければ文明も生まれなかったし、人間も繁栄しなかった。火は多くのものを産んだが、そのツケが回ってきているのが現在である。
皮肉な事に、アイスマンが発見されたのは彼を閉じこめていた氷河が溶け出したからであった。そして温暖化のためその氷河は今では存在しないらしい。アイスマンが持ち歩いていた火種がこんな事に繋がるなんて・・・。なんとも因果な世の中である。
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