2007/11/27 火 | 2007.11
デザイン
ここのところ「オシャレサイト」で検索しておされなサイトを徘徊しているんだけど、どれも素晴らしくて感動している。と同時にどうすれば俺も作れるようになるのだろう、とちょっと落ち込む。
で、今日NHKを見ていたら鈴木誠一という、本の顔である装丁を考える装丁家が出演していた。この人は超人気みたいで、一年の間に700もの注文を受けるらしい。本の装丁は限りなく芸術に近いものでありながら、商売でもある。そして大御所の作家の本ともなれば、その責任は重大。相手の注文はほとんど無理難題ばかりで、その上自分が納得できるものでないといけない。微妙なせめぎ合いがあるのだろう。
で、その鈴木誠一氏が「仕事の誇りは何ですか」と聞かれて答えた事は、「次の注文があって、事業を継続出来ること。会社が回り続ける事」と答えていた。芸術性や仕事の意義とは全くちがう事を答えていた。デザインというのはセンスや才能と直結するもののように思うけど、その裏にはシビアな計算があるんだよね。いいデザインはそう簡単には出来ないわけだ。
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