2007/11/12 月 | 2007.11
所有する事の意味 その2
音楽の配信というのは革命的なものである。今まではレコードやCDという媒体が必要だったが、それがいらないんだよね。どの商売でも「製作」⇒「量産」⇒「配送」⇒「販売」という工程があるのだけど、配信の場合は「製作」⇒「販売」だけで済む。音楽の場合の「生産」というのはCDを作る事で、この制作費がいらないという事になる。曲はデータになっているので複製はいくらでも、しかも無料ですぐにできる。金をかけずに金を儲ける事ができるのだ。「生産」がいらないというのは何とも革命的なもので、「商品」というものの概念すらをも変えてしまっている。昨日書いた「所有のありかた」ってこの姿なき商品の事で、環境さえ整えればこれらの「商品」はどんどん増えていく。音楽、映画、新聞、ゲーム、本、雑誌。近い未来には僕らが想像すらできないものまでもが配信になっているのかも知れない。
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