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TVの罪と罰

 最近TVを見ていて、面白い!と感じた番組でもすぐ忘れてしまうという「刹那的面白症候群」(命名俺)というのがある。「ある」と言っても個人的な感想で、そんな人は少ないのではと思っていたけど、色んな人とこの話題について話していたら多くの人が同意見であった。そしてみんなに共通するのは
「最近のテレビつまらないね」
の感想である。すぐ忘れてしまうのは印象に残らないからである。見ている時はそこそこ笑っているのだけど、すぐに忘れる。その時だけの楽しみである。ま、TVなんてそんなものだし、それでいいじゃないかとも思う。
 学生の頃の外国人の先生が言っていたことで、
「テレビというのはその国の文化レベルをあらわしている。日本のテレビ番組の多くは展開が速く、話題が次から次へと変わっていく。その忙しなさが日本文化を良く表している。これは調和や協調という日本文化の印象とは全くちがう所にあって、社会と文化の違いを良く表している」
というのがある。なんのこっちゃ?と当時は思ったけど、今ではなるほどなあ、と思う。先生はそのことを良くない事だとも言っていて、それは現代の子供の成長にはTVが必ず関わるからで、このままで集中力が育たないから、と言っていた。そういえば今のテレビでは出演者が喋ることがそのまま文字で表示されていて、画を見ればいいのか文字を読めばいいのか分からない時がある。全部文字で説明してくれるから、なんだか視聴者をバカにしている気もするんだよね。実際バカになっている気もしないでもない。
 

posted by @6 : 20:50

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