2007/11/2 金 | 2007.11
エノラ・ゲイ
エノラ・ゲイの機長であったポール・ティベッツ氏がなくなったらしい。92歳だったから、大往生という事になる。抗議デモをさけるために葬儀も行われず、墓も作られないらしい。
トルーマン大統領の命令を受け広島に原爆を落とした張本人としての人生はどういうものだったのだろうか。軍の作戦の一員として自分の役割を全うしただけ、という考え方もあるようだけど、その十字架は重かったようだ。僕の認識では氏は母国では「戦争を終わらせた英雄」であると認識されていて、
「命令に従っただけ。またやれと言われたらやる」
と発言したとされ、
なんてヤツだ、と思っていたのだがその後の人生の事を思うと背負ったものは決して軽いわけではないらしい。ニュースによって死因がバラバラで、老衰だとか、鬱病であったとか、その死因はハッキリしない。ここにも色々と裏がある事だろう。擁護的なニュースもあって、軍人としての故人と人間としての故人の評価はバラバラみたいだ。うーん、微妙な気持ちになるニュースである。
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