2007/11/8 木 | 2007.11
CM
だいぶ昔、このブログでも書いた大沢たかお主演のラガービールの傑作CM
友人を待っている
時々外を見ている
今、ラガーを冷蔵庫に入れた
というのがあった。今冷蔵庫に入れても遅いじゃん、という突っ込みはおいといて
人を待っている → 時々外を待っている
という文章のつなげ方は上手すぎる。短い文章ではあるものの、読んだ人の想像を大きく膨らませてくれる。行間にたくさんの情報を隠しているのだ。
最近好きなのは、明治製菓のSweet Life アルバム篇 という奴。
女の子がソファに座りながら引っ越しの準備をしている両親を見ている。アルバムをめくりながら
「なんかさぁ ママとパパみたいに普通に結婚とか苦労とかして あたし嫌なんだよね そういう普通の人生」
「普通じゃないわよ、 だってあやがいるじゃない」
と母が答えるとアルバムに生まれた時の写真、お父さんとお風呂に入っている写真、初節句、と成長の記録が画面に映る。そして
「人生がラブストーリーでありますように。」
とい一文が画面に広がる。いいCMである。CMというのは短い時間の中で商品をアピールしながら、なおかつ印象に残り、視聴者の心をつかまないといけない。実はハードルは結構高いのである。その短い時間の中で物語りを作るとなると、きっと難しい事にちがいない。でも、その高いハードルが名作を産むんだよね。
Comments