2007/10/19 金 | 2007.10
ノーサイド
パ・リーグのプレイオフ、ロッテ・日ハム戦終了後、両軍の選手達がグラウンドに集まり検討を讃えあうという珍しい出来事があったらしい。チームを問わず、入り乱れて話をしたり、記念写真を取り合っていた人もいたとか。朝のニュースでチラッとだけ見たけど、今まで見たことのない映像でちょっと感動的であった。両監督が外国人だからこそ出来たことなのだろう。日本のプロ野球はいい方向へと向かっているのかな。
いつも不思議に思い、尚且つ感動するのは格闘技の試合の後。さっきまで獣のように殴り合っていた二人が抱き合い、敗者が勝者の腕を掴み高く上げる。かと思ったら今度は勝者が敗者の腕を高く上げる。相手選手のセコンドに挨拶に行き、セコンドも良くやったと声をかけ、水を飲ませたりする。時には勝者が両膝をつきながら土下座みたいな形で相手に対する尊敬の念を示す。試合中とはまったく違う姿は格闘技はスポーツであって、暴力ではないという事をはっきりと示している。
サッカーでもそう。クラブチームでは人種、国籍、宗教の違うものどうしが抱き合いゴールを、勝利を喜んだりする。そういうシーンを見るとサッカーってすげえなあ、と素直に思う。世界平和もありえるんじゃないか?という気になってくるから不思議である。普段は気づかないが、スポーツはただの娯楽ではなく、社会の中でちゃんとした役割があるんだろう。思えば僕らはフットサルをすることで互いに知り合ったのであって、フットサルをしていなかったらすれ違う事もなかっただろう。スポーツって不思議。
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