やめられない

 年始ぐらいにやったたけしの馬鹿でエロい(褒め言葉)番組にコムカイミナコが出ていて、誰だか分からないぐらいに太っていたものだから、本当に薬をやめたんだなあと思っていた。薬をやると痩せる、と良く聞くからである。
 シミケンがまたやった時も、マーシーがまた手を出した時もみんな思うのは
「あー、やっぱりか」
って事である。それほど一度手を出してしまうと絶対に抜けられないのが薬らしい。コムカイの場合は奇跡的とも言える復活を遂げた後だったし、周りへの影響を考えると踏みとどまる理由は100はあるだろうに、よっぽど強烈で抗えない誘惑なのだろう。マーシーの時はスズキマサユキの事を書いたけど、きっと今回も割を食う人はたくさんいる事だろう。毎回こういう事件の時に思うのは、人って一人で生きている訳じゃないんだよな−、ってこと。そう思ったのはシミケンがやった時かな。シミケンはVシネで活躍している最中に捕まり、一度復活しまた捕まり、もう復活はないだろうと言われながらも仲間の支えで奇跡的に復活しながらもまたやり、それ以降活動はしていない。決して大きい会社ではなかったVシネの制作会社も大変な目にあった。新商品は発売中止、店によっては過去作を回収するところもあった。それでも一度は歩み寄り復活を果たしたのだが、それもまた裏切られる。この時にシミケンの親分的な存在であったウメミヤタツオは彼との縁を切り、仲間も離れた。手を出すときにシミケンの脳裏にはきっと周りの人たちのことが浮かんだと思うけど、引き止めるには不十分だったってことかあ。何もかもを捨ててでも、と思えるこの力、これを「怖い」というのだろうね。
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