特撮

 そういえば、東京現代美術館で
「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」
というのをやっていてるんだよね。週末にTVで紹介されていて、すごく行きたくなった。CGがある今では存在しない何かを表現することは簡単なことなんだろうけど、映画にはパソコン以前の歴史は当然あるわけである。見たことない何かを見せてくるのが映画の夢であり、その想いはパソコンがない頃も同じようにあったのだ。そして、その頃の映画の夢を支えたのが「特撮」なのである。ゴジラとか有名だよね。精巧に作られたミニチュアの模型を、ゴジラが破壊しながら歩く。スケールの大きいショッキングなシーンなんだけど、実はミニチュアのセットの中で起きている、小さな小さな出来事なんだよね。
 東京にオリンピックを招致するときのジオラマについてもそうだったけど、模型やミニチュアには惹かれてしまう何かが間違いなくある。小さくてリアルなものはそれだけで可愛かったりするけど、特撮の場合はそれとはまた違ったかわいさというか、気持ちがこもっている感じがして「イイ」んだよね。
 悲しいことに映画における模型や特撮の技術は時代の中での意味を失いそうなところに来ているけど、必要性とはまた違う、評価できる側面はきっとあるはず。
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