our last days

　ドラえもんを見ていたら、子供たちが投稿した100年後の未来についての絵が紹介されていた。ドラえもんが誕生するのは今から100年後の2112年らしくて、それにちなんでの企画のようだ。ガキが考える100年後の未来なんて、絶対に面白いに決まっている。僕の期待はすごく膨らんだ。
　今日は紹介されたのは、車輪がついているベッドの絵で、
「自動的に学校まで連れていってくれるベッド」
であった。ああ、なるほどねと、僕は落胆に近い納得感を得たんだけど、たしかに子供が考えそうなアイディアですごく微笑ましい。
　100年後の世界なんていわれちゃうと、現実離れしたカッコいい近未来を想像してしまう。でも、子供の世界というのは学校と自分の家の間のことだから、そういう答えになるんだよね。最近の子供は何を考えているのか想像もつかないだけど、ちょっと安心する投稿であった。

　ロンドンオリンピックがイマイチ盛り上がりに欠けるのは、おそらく時差があるからかな。メディアにとって、あまりいい時間帯に使えるコンテンツではないってことなのだろう。北京に時に比べてあまりに温度差があるものだから、なんだろうと思っていたけど結局はあんまり美味しくないってことか。たしかに北京の時はスタジアムが出来ていないとか、スラム街を囲う壁のこととか、競技以外の話題で盛り上がったけど、今回はそういう話題がないのかな。
　まあ、これはこれでいいのかも。あまりにも盛り上がり過ぎると芸能人を引っ張り出して応援団長とかいらない友情話とかが出てきたりして、純粋の競技を楽しめなかったりする。大会が進んでいけば自然に色んなドラマが生まれるもの。期待されている人が駄目だったり、全く期待されていない人が活躍したり。個人的には普段目に出来ない競技や選手が見たいかな。