意外な名作

 @12と名作漫画について喋っていたときに、2人してアレは名作と認めていたのは
「行け!稲中卓球部」
がある。傑作のギャグ漫画として有名だけど、同時にこれ以上ない下ネタオンパレード満載の下品な作品である。同世代の男性なら読んだ事があるんじゃないかな。
 話でも笑えるし、画でも笑えるし、手に取れば必ず笑顔になれる漫画なんだけど、時たま哲学的な問題を扱う時があって、僕はそこが好きなのである。竹田が「将来の夢」という作文を一文字もかけなかったり、三角関係に悩む同級生を田中が「お前ら最高にダサいな」と切り捨てたり、地球が死んでいくからって俺らが死ぬわけではない、という最終回もそうである。話があまりにも真面目になりすぎると必ずギャグで逃げてポイントをそらすんだけど、一瞬だけ心理を画がているんだよね。これは多分結構な高度なことなんじゃないかと思っている。読み直してみれば最高に面白いよ〜。
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