泣き女

 今日もニュースで、北朝鮮の砲撃を受けた島の様子がアチコチのチャンネルで放送された。最近では特に遺族達の様子が頻繁に報道されていて、女性達が泣き崩れる映像を良く見る。何の前触れもなく理不尽な暴力によって親類を失くす慟哭は想像しがたく、なんとも言えない気分になってしまう。カメラの前でのあまりの乱れように最初は「あれは泣き女」じゃないか?と思っていたけど、さすがにそんな事はないか。とは言え、島には防空壕が点在しており、北朝鮮とやりあうことは想定内のことだったようだ。
 街の中に普通に防空壕がある様子は想像できないだけに、そこに住む人たちの心理状態が興味深い。頭では
「まさか、撃ってはこないよね」
と思いながら、心のどかで
「ないことはないよね」
という不安も絶対にあるはずで、常時微妙なストレスを感じながら日々を送っていたのだろうか。大戦中ならともかく、現代のこの地球でそんな不安を抱きながら暮さないといけないなんて、どんな社会なのだろう・・。
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