やりたいけど出来ない

 この前のコーチのスクールで、2時間の間に5回も手でボールを触っ奴がいた。5回もともなるともう信頼が置けなくて、
「触ってませんよ〜」
といわれてももはや狼少年状態。問答無用でハンドという判断になった。ちょうどその場にコーチがいて、ここがブラジルだったらマりーシアってことになって、審判にバレなければそれも立派な技術になるんだけど、日本では真逆だよねー、みたいな話を皆でした。
 
 サッカー経験者を見分けるときの一つの基準として
「シャツや手首をつかんで来るか」
というのがある。僕基準ですけど。上手い人は掴むことで相手の動きを制限し、かわしたりする。最近はスクールに来る中学生の子供でもやっているから、小さい頃からやっているのか!とビックリしたのを覚えている。掴む人、掴まない人の間にはハッキリとした境界線がある。出来る人と出来ない人の差がハッキリしているんだよね。今まで対戦した相手の中には掴むどころかもっと酷いことをされたこともあったし、僕もしていたと思うけど、これって面白い話題だよね。
 突き詰めて考えたことがあまりないけど、そこまでして勝ちたいか?ってことで、もちろんそりゃ勝ちたいよ!(笑)ってことになるんだろうけど、それってあまりにも安易すぎる。マりーシアって言葉だって便利に使われているだけで、汚いプレーを一つのせずに勝つための技術を磨くべきだ!という意見があってもいいはずである。まあ、試合の中では負けたくない!という一心での本能に近い行動なんだろうけど、指導者の立場としてはこれをどう捉えているのかが気になるよね。子供に掴み方を教えたりする指導者とかいたりして。
 良い悪いの話ではなくて、スポーツマンシップとか道徳的な見地とかもどうでも良いんだけど、もうちょっと深く考えてもいいテーマかな。
 
フットサル、サッカー | comments (8) | trackbacks (0)
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