地球まるごと

 アメリカが今回の原発の事故に対して見せた反応がちょっと以外であった。映画とかを見ていると、アメリカ人は核爆発のことを
「ちょっと大きな爆発」
としか捉えていない節があるからである。しかし今回の反応では自国民に対して関東平野から出るように、西に向かうようにと通達したり、帰国出来るようにとチャーター機を飛ばしたりしている。僕がもっていた印象と真逆で、ちょっと安心した。
 我が家にはアルゼンチンにいる母方の親戚から毎日のように電話がかかってくる。この様な時代でも国際電話は高くて、普段はクリスマスや新年など、特別な時にしか電話をしないのだが、今回の事故があってからかなりのペースでかかってくる。それほど原発の事故に対する興味というか関心というか、恐怖は大きいのである。
 僕らのことが心配だとはいえ、地球の裏側の出来事なのになんでそこまで気になるのだろうと思っていたんだけど、「核」というのは全世界の問題なんだよね。つまり、世界一優秀で高い技術力をもった日本が今回の事故を克服できないとなると、世界のどこかで同じようなことが起きても同じように対応できない可能性が高いわけで、それって「終わり」が近いってことになってしまうんだよね・・・。
 今もきっと水をかけて何とか燃料棒を冷やそうと命がけで動いてくれている人がいるだろうけど、世界中が応援しているってことを知ってほしい。
 
日々 | comments (15) | trackbacks (0)
calendar
<< March 2011 >>
SunMonTueWedThuFriSat
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others