線路

 ガキの頃に憧れたものの一つに、線路をずっと歩いていく「スタンド・バイ・ミー」ごっこである。そもそも平行に並んだ2本の鉄の棒が地平線までずっと続いてることじたいちょっとしたファンタジーだし、冒険を臭わせる雰囲気がなんとなくあるよね。
 キャンプに行った際に廃線になった駅を歩いたことがあって、誰もいない、草が伸び放題になった駅の周辺と、さびながらも永遠に続くレールを見て、人で賑わっていただろう日々を思いながら何となく(ガキのくせに)ノスタルジーを感じたものである。駅の建物のドアはロックされていたものの、窓の鉄格子になっていてその隙間から中の様子を伺うことができた。中には埃をかぶったテーブルと椅子が置いてあって、そのアンティーク具合から時間の経過を感じれた。
 今でも車で踏み切りを渡る時に線路の先の方を見ると、線路がまっすぐどこまでも伸びている踏切もあって、ちょっといい風景だったりする。
日々 | comments (447) | trackbacks (0)
calendar
<< August 2011 >>
SunMonTueWedThuFriSat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others