our last days

　かなりの確立で目にしてしまうiPhoneのCM。小さな端末にあれほどの機能があるなんて、子供の頃に想像した未来の道具のようだ。ナビも地図も便利だし、ゲームみ楽しそう。川柳が詠みたくなる瞬間が人生に訪れるかどうかわからないけど、その時をもサポートしてくれる、それがiPhoneのようだ。
　というわけでその多機能ぶりを紹介してるCM。あれを見るたびに、iPhoneは暇つぶしの道具か？と思ってしまう。アプリを増やせば容量があるかぎり機能が増えるわけで、もはや電話機能がおまけ、という感覚である。全ての機能を使いきっている人はこの日本にいるのだろうか。　
　魅力を感じないわけでもないけど、もしこのiPhoneを手にしてしまった日には、いくら時間があっても足りない！という状態になることは目に見えている。あの機能を試したり、この機能をやってみたりでをしているうちに1日が終わりそうである。便利になるはずが、なんだか本末転倒である。個人の勝手だけど。
　良くあるのが、
「出かけている時にもインターネット検索ができればいいのに」
ってこと。行き先の情報を知りたい時、ふと生まれた疑問の答えを知りたい時は誰にでもあると思う。おそらくちょっとした依存症である。imodeでは限界がるので、こういうときはiPhoneは便利だろう。便利になることはすごくいいんだけど、その便利さ故に知らなくてもいいものまで知ってしまって出費が増えたりしそうである。そんなことは個人の都合じゃん！って所だけど
「知りたいこと、欲しいもの」
が瞬時に手に入れやすい環境になっていることは確実である。買うところまで行かなくても、その情報は手に入ってしまう。なんか、欲望をかなえるハードルが下がっている感じがするんだよね。あのCMはまさにそうで、欲しいものは何でも入る！って思わせてくれる。時代なのかな。