今一番面白いブログ

 ブログも来るとこまで来た感がある今日このごろ。国民のほとんどがブログをやっていると思われるぐらいに、「ブログ」という単語を聞く機会が多い。最近ではプロフやリアルってのがあるみたいで、世の中の流れに付いていけなくなる日がすぐにそこまで来てそうです。

 そして有名人のブログは義務なんだな!と思ってしまうぐらいにほとんどの有名人がブログをやっている印象があります。もはややっていない人を探す方が大変なのかも知れません。しかし、有名人のブログといえばほとんどが食べ物やペットの記事ばかりで、どこに面白さを見出せればいいのかイマイチわからなかったりします。ペット紹介はいいけど、有名人の食生活なんてどうでもいいわけで、本当に読む意味があるブログは少なかったりします。書籍化のニュースを良く見ますが、一つとして読んだことがないブログばかりなのは僕だけじゃないはずです。

 そんなヌルいブログ文化に一石を投じているのが
「デヴィの独り言 独断と偏見」
というブログです。ご存知、あのデヴィ婦人のブログです。どこら辺が面白いかというと、ブログで平然と個人名を出して喧嘩を売るというそのスタイルです。そもそも
「精神的、金銭的に自立している」(本人談)デヴィ夫人は自分の意見や主張を常に公表しており、
「空気を読む」
「不本意に相手に合わせる」
「世論にあわせる」
という事をしなくていいのだ。よって、言いたい相手に言いたいことを言う、というシンプルでありながらもものすごくハードルが高いことを簡単にやってしまっています。特に2009年3月10日の記事
「 私をうんざりさせた田舎者の作家 山崎朋子さん」
は最高であります。そのタイトルだけでどんな内容なのかが非常に気になるかと思います。是非読んでみてください。僕は「果たし状」や「挑戦状」の類を見たことはありませんが、この記事はそれ以上のものになっている事間違いなしです。

 このブログはちょっとした反則なのかもしれない。なぜなら、デヴィ夫人そのものの存在が面白いからである。昨日食べたものより、右翼の街宣車に鉢植えを投げた話の方が面白いに決まっているしね。内容は過激だけど文章は読みやく理解しやすいし、何よりもその主張は論理的で一本スジが通っていて、読んでいて気持ちが良く、
「そうだ!そうだ!」
と思ってしまいます。
 思えば日本の有名人は自分の政治的信条や立場、宗教観を表には出さないようにしている。デヴィ夫人はそこをさらけ出しているので、すごく正直な人なのかも、と思えちゃうんだよね。
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