ALL YOU NEED IS LOVE

 マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観ていない。マイケルファンとして失格だなあ、とは思うものの、どうもマイケルの死に便乗した商法な気がして劇場に行く気にならないのである。とはいえ、とても気なっているので(笑)あちこちで情報を集め、ほとんどの内容を把握している。色んな所で色んな動画を見ながら思うのは
「なんで何かを極めた人たちは「愛」にたどり着くのだろうか」
ということである。
 予告のワンシーンで、マイケルがスタッフに注意をする場面である。
「このステージは皆で作っているんだ。皆で作り上げているLOVEなんだ。だからこそ完璧に仕上げないといけないんだ」
というのがある。僕はそれを観ながら、「やっぱり」と思った。なぜなら、マイケルは常に人類愛・地球愛をドまじめに語ってきた人なのである。そういう活動もしていたし、そんな内容の曲も多い。とにかく、こっちが恥ずかしくなるぐらいに大真面目に愛を語るんだよね。よくもまあ、ガキの頃から誰もが足を引っ張りあう世界に生きてきた50にもなるオッサンが「愛」を語れるもんだ、といつも思うけど本気すぎて逆に格好良く思えるんだよね。ジョン・レノンもそうだったし、突き抜けた存在というのは「愛こそすべて」と思うものなのかな。
 でも、こうも思うんだよね。恥ずかしくなるぐらいに「愛は世界を救う」と本当に本気で思わない限り、その可能性は生まれないんじゃないかと。それを実践していたマイケルはきっと、本当に本当に本気で「世界を変えられる、世界を救える、それは愛だ」と思っていたに違いない。
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