食器

 本屋に行ったら、隣接されている催事スペースで「食器フェア」みたいなものをやっていた。誰が見るんだ?と思っていたら大勢の人たちで賑わっていた。年齢層が若干高めだったが、若い男性が真剣な目で箸を見ていたり、若い人も多かった。エコ関係でマイ箸が流行っていることは知っていたけど、そんなに大勢の人たちが食器に興味を持つのは以外であった。
 僕は食器にこだわりも好みもないんだけど、子供の頃から使っているスプーンがある。取っ手が水色のプラスチックで出来ていて、安い、何でもないスプーンである。こっちに来る時にわざわざ持ってきたものでもうかれこれ20年は使っているから、情が移るというか、落ち着くというか、たくさんある中でもいつもそれを選んでしまう。学生時代には大阪まで持って行ったぐらいなんだよね。だからカレーでもプリンでも、アイスクリームでもそれで食べている。別になんでもいいんだろけどね、食事のような生活に密着した場面ではどうしても同じものを選んでしまう。これもある種のエコかな。ってことは・・・エコって「愛」なのか?
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確信犯か!?そういうことか!

 楽しい時間は過ぎるのが早い。それは小学生だろうが、僕の年齢でも同じです。仕事をしている時間とボールを追いかけている時間では体感がまったく違います。僕は自分の仕事がそう嫌いではないので、早く時間が過ぎないかなー、なんて考えることはないけど、それでも仕事から離れた後の時間の方が全然早く流れる。というわけでいつの間にか夜更かしをしている自分に気づくわけです。
 夜中に映画を見たり、ゲームをしていたりすると2時を過ぎるのはザラです。次の日に眠い思いをするのは分かっているけど、なかなか抜けない悪癖です。そして夜更かしをしてしまったときに必ずTVで流れているのが
「プロアクティブ」
のCMです。ニキビを予防してくれる薬?化粧品?のCMです。このCMが流れるたびに、「何でこの時間に流すのだろうか」、といつもいつも不思議に思っていたのです。ニキビ対策だったら、女性やティーンがターゲットのはず。夜中の2時に流す意味がないんじゃないか、と。いくら放映料が高くついたとしても、人気ドラマや人気番組の時間帯に流した方がはるかに効果的なはずなのに・・。
 あまりにも毎日のように見るものだから、何でこの時間なんだろうと真剣に考えていたのですが、ついに気づいちゃいました。つまり、
「そんな時間に起きている奴は不規則な生活を送っている人で、ニキビがあるる可能性が高い」
ということなのでは、と。そしてプロアクティブはそこを狙っているんじゃないかと・・・。まあ真実かどうは微妙ですが、プロアクティブ買う前に早めに寝ましょう。
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寒い

 この季節になるとアウターが買いたくなって困る。毎年毎年、
「これは一生もの。ずって着れるぜ!」
と思って買うんだけど、結局毎年惹かれるものがある。財布に優しくない季節である。

 それにしても寒い。体が起きだすと平気だったりするものの、朝、ベッドから出る瞬間が一日の中で一番厳しい。大人になった今でだってそう思うんだから、ガキの頃はきっと親に迷惑をかけたことだろう。
 
 フットサルをしていると寒さを直に感じることが多くある(一昨年やった駐車場係りもキツかったよね)。いつも以上に体が温まるのに時間がかかったり、一度暖めた体が冷えるのも早かったり、試合中にベンチに座っている時間も地獄である。それも一度は汗をかくぐらいまでに動いた後だとなお更。ユニの上から色んなものを着ても、いつのまにか足が震えている自分に気付く。朝一の試合だと、空気を吸うだけで鼻が赤くなったりもするしね。でもまあ、これは野球の方が環境が悪いかな。外だし、朝はもっと早いし。

 人生で今まで一番寒い思いは何かな、と考えていたら突然記憶のフタがあいて、とんでもないことを思い出した。
 僕の父は若いことはかなりのアウトドア野郎で、特に釣りに目がなかった。母もそうで、夫婦で釣りに良く行っていたらしい。僕の歴史の中での一番寒い思いはまさに、みんなで釣りに行っていた時のこと。時期は真冬で、雪が降るか振らないかぐらいの寒さの頃の事、僕は4,5歳であった。記憶はすごく曖昧なんだけど、覚えているのは父が釣り竿を振っている姿。寒いので防寒具を何重にも着ているのを覚えている。その姿を見ながら、僕は一人で遊びながら急な斜面を走って下っていた。そしてあまりにも勢いでが付きすぎて曲がりきれず、そのまま川に突っ込んだ。その先から記憶がない。
 父が言うには、
「釣りをしていてたら後ろの方から変な泣き声がするので見てみたら、たくさんの鳥が暴れていた」のだそうだ。もちろんその原因は僕で、そこに鳥がいなかったら僕は気付かれることなく、今この文を打つことがなかったって事である。それからが大変で、体温が下がって死ぬんじゃないかと思いながらも暖めてくれて何とかなったらしいけど、何年もたった今でも「笑い話に出来ない」ぐらいの状態だったのだそうだ。まあ僕は全く覚えていないけど。
 現代ではいくら寒いとは言っても、命の危険を感じることはない。でも寒さって自然の残酷で危険な側面の一つなんだよね。僕らはその怖さを知らないんだろうなあ、本当は。
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病気みたいなものさ

 12月号のmen's nonnoに
「スニーカーがなくちゃ、生きていけない!!」
という別冊の付録がついているようだ。今日教えてもらったんだけど、今からでも買いに行きたいぐらいである。
 僕のスニーカーに対する愛は、これを読んでいる皆様が呆れる程書いてきましたが、自分で自分を呆れる瞬間がある。それは漫画や映画の登場人物が何を履いているのかを無意識のうちにチェックしてしまうところである。ディティールまでこだわる漫画では登場人物に実際にあるスニーカーを履かせていることが多いし、サッカー漫画では選手ごとにちがうスパイクを履かせたりもする。作者に明らかな意図があって描かれているので、見つけるとかなり嬉しかったりする。映画の場合は色んな利権関係があって、簡単に商品を写すことはできないようで、そうそう見つからない。
 今日、家で漫画を読んでいたらこれを発見した。
airmoc_girl「メジャー」という漫画のキャラで、主人公の恋人の女性なんだけど、(名前は知らない)履いている靴は明らかにこれである。
acmhiこの靴は
「ナイキ ウィメンズ エア チャッカ モック HIGH」
というスニーカーで、僕が毎日履いているAIR MOCのブーツバージョンである。女性専用の商品だからさすがに買っていないけど・・・。それにしてもこの靴を履かせるなんていいセンスだ。この漫画読もうかな。
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誰もいない

 すごーく前にも書いたけど、鉄塔を見るのが好きだったりする。特に理由はないんだけどね。一時期は写真を撮っていたりもしていて、PCに貯めていたけど最近では見るだけである。
 通勤の途中で立派な鉄塔の横を通るんだけど、毎回食い入るように眺めている。それが最近何かのメンテナンスのタイミングなのか、布をかぶっている状態で、あんなにデカいものを覆いかぶせるものがあるんだとびっくりしたのを覚えている。なんで好きなのかがイマイチわからなくて、自分でも不思議なんだけど、たぶんその「静けさ」に惹かれるのだと思う。
 ぜんぜん話が飛ぶんだけど、「エヴァンゲリオン」の中で、ストーリーに全く関係のない風景のカットが突然入ったりする。それは街の風景だったり、田舎の風景だったりするんだけど、必ず人が一人もいない風景である。そのカットではやっぱり静けさが演出されていて、ストーリーが持っている切なさや孤独を演出している。その中でも鉄塔が描かれることがあって、初めて見たときに
「あ、僕と同じ人がいるんだ!」
と思ったものである。たぶん「静けさ」って特別なものなんだよね。
 文化遺産や有名な観光地を訪れる時にがっかりすることがある。それは写真で見た風景とそっくりなんだけど、人がたくさんいるんだよね、当たり前だけど。写真でみた静けさはどこへやら、学生服のガキどもがフザケ合っているし、隅では弁当を広げている人もいる。初めて清水寺に行ったときはがっかりしたものです。雪が降った夜の次の朝みたいな、そんな静けさを味わいたいものである。 
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歴史的試合

 本日は僕がプロデュースしている(笑)フットサルチーム、BLUMENAU FCと僕が所属しているWEED FCで練習試合が行われました。この先おそらく何度となく行われていくであろう練習試合。その第一歩となりました。 
 結果は覚えていませんが、どのチームもいい所と悪い所がたくさんあって非常に楽しかった。またやりたいものです。
 どんなレベルだろうが、仲間と蹴れるのはやっぱり特別なこと。うまい奴もそうでもない奴もいるけど、それは関係ない。僕らも歳をとり、最初に出会った頃とは大分違う姿、能力、体力になっているだろうけど、その過程を一緒に過ごした時間が一種の絆になっていることを感じる。いくら歳をとっても、僕らの間を流れる空気が変わらないことを願います。まあ、
「その年齢ならではのフットサルとの付き合い方」
があるはずだろうし、大人にならない人はいくら時間がたってもならないものだから心配ないか。
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理解できるかどうかは問題でない

 猟奇的な犯罪に対する興味は大きなものである。悪いこと、良くないことであるのは誰だってわかっているけど、怖いものみたさに似た感情は間違いなくあって、その「すごく良くない何か」を覗き見たい野次馬根性は誰にだって備わっていることを認めないといけない。市橋容疑者のニュースを見ながら、
「なんでここまで話題になるのか」
を考えていたら、何だか分かった気がした。自分に関係のないどこかで起きている何かは絶対に面白いんだよね。影響を受けないことが約束されている中での「すごーく悪い何か」というのはどんな小説や映画よりもきっと興味深いはずである。それに興味を持つのは「人間の汚い部分」とされている。自分の中にそういったものに引かれる要素がある事を、素直に認めらる人は少ないだろう。大抵は
「何でそんなことが出来るのか、理解できない」
「怖い」
と否定しながらも一方ではすごく気になっていたりする。
 容疑者を遠めに見ながら、自分と決定的に違うんじゃないかと普通は思うだろうが、果たしてそうなのかなとちょっと不安になったりする。誰にでも境界線を越え、あっち側に落ちてしまうこともあるんじゃないかと。そう思うとあのニュースでは捕まっている容疑者も怖いけど、それを見ている群集も同じぐらいに怖く思える・・・。
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心に引退はない

 ゴン中山がついに戦力外通告を受けた。本人はまだ現役に拘わり、ジュビロ以外のユニに袖を通すことになりそうだ。
 このニュースを受けてゴン中山の事を可愛そうだ、と思った人もいるでしょう。今までジュビロ一筋で頑張ってきた選手に冷たいんじゃないか、と。今のジュビロがあるのは中山選手のお陰である事は明白だし、戦力としては磐田を強豪に持ち上げ、そのキャラで客を呼んだ。ジュビロの礎を気づいたのはゴン中山であることは間違いない。そんな選手を戦力外通告にするなんて・・・。

 僕も最初はそう思ったのですが、良く良く考え見たらジュビロの方が困っていたのではと気づきました。そもそも試合に出ない選手に年俸を払い続ける潤沢な資金なんて無いはずだし、本人が「引退する」と決めるまで待っていられません。引退を決めてくれれば引退試合とか色んなイベントで金儲けも出来ようが、その気配は全くない。クラブ一筋に頑張ってくれた英雄をクラブを上げて送り出すのは球団としての最大の見せ場なのに、それも出来ない。こういった形でチームきって最大の功労者を送り出すのは会社としてのジュビロ、球団としてのジュビロ、チームとしてのジュビロ、みんな不本意に思っているハズです。そしてゴン中山の背中越しにJリーグの歴史を見てきたファンだって残念に思っているハズです。ファンも球団職員も、選手だって
「俺らの中山を俺らの手で送り出したい」
と思っていたことでしょう。しかし、そうさせなかったのはゴン中山本人の、プレイスタイルに似た諦めの悪さなのです。しかし、僕はこういった選手が大好きなのです。

 42歳まで死ぬ思い出ボールを追いかけてきたんだから、もうゆっくりしてもいいかな、という思いが頭をよりがらないのだろうか。たまあに解説してみたり、メーカーのイベントに顔をだしたり、OBとして先輩風を吹かしたりして。僕もTVに出てもらって、ドーハで何を感じたとか、フランスW杯の感想とか、中田英の生意気っぷりや、ちょっと感動的な裏話を披露して欲しいとも思います。しかし、そうはならないでしょう。

 その根性ともいうべき「強さ」ってどこからくるのだろうか、と思ったりする。きっとチームメイトの誰かがシュートを外すたび、
「俺だったら決めているね」
と思っているだろうし、
中々育たない日本人FWをみて
「やっぱり俺がやらないとダメだよな」
と思っているに違いない。もうここまで来ると本人は金や名誉に執着がない事は明白。マスコミが注目しなくなっても、ヒッソリとどこかのチームで蹴っていることでしょう。僕らに出来るのは今までと変わらない熱さで応援することだ。がんばれゴン!まだ代表あるぜ!
 
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天皇陛下ご即位20年

 何でEXILEが陛下の前でパフォーマンスをするのだろうか、とかなり斜めな気分で見ていたけど、いつもサングラスを掛けているボーカルの人がすごい優しそうな顔をしていてビックリである。パフォーマンスに入る前の姿が一瞬だけ映ったんだけど、緊張した面持ちのメンバーにリーダーの人が声をかけ、みんながハイ!気合が入った様子で答えていて、その姿が微笑ましくてちょっと好きになりました。

 僕には思想も政治的傾向もないけど、今の天皇は好きである。好きな映像があって、たぶん見た人も多いと思うけど、陛下が老人ホームを訪問した時のこと。そこのお婆さんとジャンケンをするんだけど、陛下が負けるんだよね。で、負けた陛下は立ち上がってそのお婆さんの後ろに回って、肩に手を置く。何をするのかなと思ったら、そのお婆さんの肩を揉みだしたんだよね。その時の周りの驚きようがすごいんだけど、陛下だけは笑っているのがすごく印象的だった。天皇陛下のその行動に反対な人もたくさんいたという話を後から知って、天皇という存在が現代社会においてどれだけ難しい立場にあるのかを感じた。
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日本代表の新しいユニ

japan_2010 スルーしようかとも思いましたが、ここはやっぱり小言の一つでも書かないと気が収まりません。そう、神宮外苑・聖徳記念絵画館を借りきって、そこに岡田監督をはじめ日本代表の選手を並べて、これでもかとマスコミを集め発表された
「革命へと導く姿」、サッカー日本代表の新しいユニのことです。とんでもない事件が続けて起こるなか、それでもホトンドのニュース番組で紹介された新しいユニ。でも、首の下の赤い四角は何?
 なにやら今回のユニはでアディダスの最新技術が搭載さている模様。まずユニが2タイプあって、その時のコンディションに合わせて選手が選べるとの事。
「テックフィットタイプ」
背面にTPUパワーバンドを装着(何それ?)。熱可塑性ポリウレタンが伸縮時にエネルギーを貯め、筋肉の伸展をサポートしてくれるらしい。
「フォーモーションタイプ」
3次元裁断による従来以上の着心地のよさで、選手のパフォーマンス維持をしてくれるらしい。これってサッカー版レーザーレーサーみたいな感じなのかな。ついにサッカー界にも
「着ているもので結果が変わる!」
という時代が来たのでしょうか。

 革新的なユニといえばPUMAとカメルーン代表である。今までに
・ノースリーブ型
cameroon_kit_no_sleeve







・パンツとシャツが繋がっているワンピース型
cameroon_kit















を開発してきたものの、FIFAからどれも「規約違反のため却下」とダメ出しをされてきた。
「ワンピースユニはダメとはルールブックに載っていない!」
と強気な態度で実際に使用したものの、FIFAから罰金を受ける始末。日本代表のユニは大丈夫だろうか。もしかして革命を起こしたいのは成績ではなく、違うことだったりして。

 まあ、サッカーでは強いチームのユニが格好良く見えてくるという真実があります。今から諦めていてはいけません。あの赤四角カッコいい!と思える日が来るかもしれないのだから・・・。と、自分を納得させようと頑張っていたら、これだけは絶対に許せないことがあった事を思い出した。なんと、今回のユニに日の丸が付けられているんだけど、この日の丸は
「実際に使用された歴代ユニフォームを裁断して作った糸が使用されている」
らしいのです。って、ふざけるな!古いユニを大事にしてくれよー。そんなお宝がどこに閉まってあったんだ?ヤフオクに流せばそこそこの金になったに違いないのに・・。
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