胸キュン

 なんていうか、切なさに似た苦しみのような、どんなに必死になってもどうにもできず、かと言って諦められず、心が引き裂かれるようなあの感情。実際にそのど真ん中にいる時は苦しいのだが、今思い出すとなんとなく甘い思い出になっているあの感情。どことなく暖かくて、しかし今となってはヤケドしちゃいそうなぐらいに冷たいあの感情。一応「胸キュン」と表記することにしますが、果たしてあの感情にこの「胸キュン」があっているかどうか、微妙なところである。32にもなって何を言っているんだ、と思うところでしょうが、逆にこの年齢だから恥ずかしげもなく考えられる事もあるのです。
 昨晩見た夢の話なんです。(笑)僕はあまり夢を見ない上、見ても起きた瞬間に忘れちゃうんだけど、何故か昨晩の夢は覚えているのです。映像の形でハッキリとではないんだけど、「感じた気持ち」だけが異常に鮮明なんだよね。その気持ちが上に書いた「胸キュン」で、なんだか苦しくていつも以上に早く起きてしまった。
 実は14か15歳ぐらいの時に好きだった女の子が出てきたんだよね。(笑うとこじゃないよ!)そんな昔の事だから思い出すこともなければ、存在すら忘れていたんだけど、夢に出てくるということは心に引っかかってたりするのかな。その時は恋だの愛だのを僕らは理解していなかったろうけど(今だってそうだけど)、だからこそ切なかったのかなあ、とも思う。さすがに「好き」の意味は2人とも知っていたけど、だからなんだ?というのがあって、それがどうにもならなくて。僕はそこを離れることがもう決まって、彼女もそれを知っていて、ただのガキだったし。幼い恋(こう書くと詩的だね)だったろうけど、そういうのが案外心に残ったりするのかな。最後に空港で向き合ったこととか、思い出したりするんだよね。人間の心って怖い。小説っぽくかけば何人かは泣くな。
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