ミドル・エイジ・クライシス

 この頃、本気で「何のために生きているのか」を考えることが多い。決して悩んでいるわけではないので深刻なことではないけど、この感覚は今までなかったもので、おそらく生きる上でのなにかの区切りがついたということを感じ取っているのだと思う。おそらく僕にも「幼年期の終わり」が来ていることでしょう。
 思えばこれまでの年月は自分という人間を作り上げるための時間であった。その期間が終わったとは今も思わないが、きっと自己実現の枠がある程度決まったって事を悟ったのだと思う。これからは劇的な変化があるわけではない、ということかな。寂しい気もしないわけではないけど、そこまで不満に思う事もないって事は今の自分の境遇に満足しているということかな。逆にいうとこの変な満足感に対して不満があるのかもしれない。落ち着いてきたのが嫌に思ってるのかなあ。
 僕が結婚をしていて子供でもいたらきっと違う考え方をするとは思う。子供がいれば生きる理由にはもちろんなるだろうけど、これはあくまでも一個人と
しても「生きる意味」の問題で、

周りの誰かとの関係性の中で自分の存在意義を問うのではなく、

自分一人の存在としての意義を問う、

という事なのである。生きる価値がない人なんていないけど、逆に生きる意味がある存在なんているのかって、事。別にこんな小難しいことをあーだこーだと自問自答しているわけじゃないんだけど・・・。今ごろになって幼年期の終わりを迎えるなんて格好悪いなあ、と思います。
 まあ、これに答えを出してしまった日には僕は人類史上最高の哲学者になるだろうし、ノーベル賞は確実。ソクラテスもプラトンも、デカルトをも超えてしまうわけだからね。
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