考える人は何を考えているのか

 @10が国立科学博物館に行ったらしい。行ってくれれば無料で案内したのに・・・。水臭い奴だ。実は上野に立ち寄った際には絶対に見て欲しいスポットがあって、それはもしかしたら世界遺産になるかもしれない「国立西洋美術館」の本館前庭にあるロダンの彫刻、「地獄の門」である。かなりデカい作品なので誰でも見とれるけど、そこに掘られているのは地獄に落ちながら苦しむ人間達の姿である。良く見るとちょっと怖く、気持ち悪くもある。この巨大な彫刻の上の真ん中あたりに、座っている小さな人の像がついている。そう、あの有名な「考える人」である。「考える人」像はこの「地獄の門」から取り、大きくしたものである。「地獄の門」は知らなくても「考える人」を知っている人は多いよね。今では「考える人」の方が有名になってしまっているのが不思議である。
 この「考える人」が何を考えているのかが謎である。
●「地獄」のことを考えている
●「詩想を練るダンテ」の姿である
● ロダン自身の苦悩、葛藤を描いている
● 地獄に落ちている人々を見ている
● 彫刻にするために映えるポーズである
と説はたくさんあるんだけど、何かを考えているとするのは少ないんだよね。まあ、見ている人に委ねられているという事だろうけど。
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