偏愛

 良く
「そんなにスニーカーばっかり買ってどうするの?」
と言われる事が多い僕です。たしかに死ぬまでの在庫はあるので、そう聞かれるのは当たり前かも知れません。最近ではみんな逆にきいてこないので、呆れているのでしょう。すみません。
 おそらく普通の人がスニーカーを買う時は、着る服を想像しながら、ある程度のコーディネートを考えながら買うのだと思います。服に合わせるという事ですね。もちろん、僕もそうですが、違う尺度として
「スニーカーとして美しいかどうか」
というのがある。はい、すでにこの時点で危ないと思った人はここら辺で読むのをやめておいてください。どのスニーカーにも違う美しさがあって、格好良く見える角度とか、持ち方、置き方があります。この時点で「見て」楽しんでいるから、もはやスニーカーとしての意味が変わってるけど、そういうものだから仕方ない。これはブーツもそうだし、変な話女性モノの靴もそう。美しいラインというのがあって、それに気づいた時に靴はただの靴ではなく、ある種の作品になっているんだよね(僕の中で)。僕は工芸編や芸術品を愛でる心は持っていないけど、通じる所があるんじゃないかと思っている。
 ちなみに文豪ゲーテは、女性に求婚をし、フラれた時に「せめてあなたの靴をください」と言って、実際にもらったそうである。僕もまだまだ青いんだな。
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