青春映画の光

 この前の「スマステ」?で、80年代の映画特集をしていました。新聞の番組票では「青春映画BEST」になっていたかと思うけど、実際の放送では「80年代」というくくりになっていた。青春映画のBESTを発表してくれるかな?と楽しみにしていたけど、80年代もそれはそれで良かった。

 僕は青春映画が大好きである。好きな理由はたくさんあるけど、やっぱり
「子供と大人の境目で悩む」
という、人生の特殊な時間にスポットを当てていることが好きなのだと思う。青春映画の面白いところは、映画の始まりの主人公と映画の終わりの主人公が決定的に違っていることである。つまり、その2時間の中で主人公は何かを体験し、その体験が彼を変えてしまう。それが成長であり、大人になることであち、そしてその変化の過程を見せてくれるのが青春映画である。
「スタンド・バイ・ミー」のゴーディは兄の死を受け入れ、クリスはワルの兄に立ち向かう勇気を得る。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティは「チキン!」と罵られても聞き流すことができるようになる。
「スーパー・バッド 童貞ウォーズ」の2人は、童貞を捨てることよりも、互いの友情を守る方が大切だということを知る。
「ブレック・ファスト・クラブ」では立場や考え方が違っていても、誰もが同じように悩み、同じように苦しんでいる事を知る。
 これは何もティーン・ムービーに限ったものではなく、「ロッキー」や「40歳童貞男」でも同じ。年齢の問題ではないんだよね。
 青春映画のいいところは、2回見れるところにある。一度目は若い時、そして2度目は大人になってから。見る時によって印象が変わり、自分自身が変わっていることに気づく。これは当たり前のことでありなんだけど、なんとなく寂しい気もするんだよね〜。
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