そのままでいい、そのままがいい、のに。

 それにしても岡崎選手のあのゴールは奇跡だとしか思えません。全く同じ条件で同じような環境を作って、それを1000回やったとしても決まるのは1,2回ぐらいだけでしょう。こぼれ球が頭の所に跳ね返ってきて、そしてそれを決めるなんて、漫画です。しかし、その1回のためにそれを1000回でもやる事が大事で、岡崎選手は本当にそれをやってくれそうである。プレイスタイルだけじゃなくて、顔まで中山選手に似ている気がする。

 いきなりですが、日曜日の夜といえばやべっちFCだよね。数多くあるスポーツ番組の中でも中途半端な立ち居地のまま珍しく長く続いているサッカー番組である。お笑いの要素がメインかと思えば、スーパースローを使ってFKの分析をしてしまうという、面白い番組であります。
 そして昨日はもちろん、W杯出場のニュースで持ちきりでした。もちろん、岡崎選手のあの素晴らしいゴールが何度も流されたのですが、非常に面白い現象が起きていました。試合をリアルタイムで見た人ならわかっていると思うのですが、岡崎選手が裏に飛び出しパスを受けて、シュートをして、さらにヘディングで決めるまでの間に、あの有名な
「日本一サポーターに近い解説者、松木さん」
は3度も
「おおくぼー、おおくぼー!ああ!オオクボー」
と違う選手の名前を連呼していたのです。まあ、ない話ではありません。大久保選手と岡崎選手は似てなくもないですし(?)あの密着した状態で背番号を確認しろというのも酷な話です。僕もTVの前で見ていて、
「あれ岡崎じゃない?」
とちょっと思っていたのですが、松木さんの非常に高度な誘導解説のため
「ああ、大久保なんだ」
と思ったぐらいです。W杯への出場を決めるゴールをそこまで演出してしまうなんて、やっぱり松木さんは偉大な解説者ですね!
 と、話はここからなんだけど、昨日のやべっちFCで幾度となく流されたゴールシーンでは、
「おおくぼー、おおくぼー!ああ!オオクボー」
の声がキレイに消されていたのです!角澤アナ声はそのままだったのですが、松木さんの声だけ、完璧に消されていたのです・・・。僕は逆に松木さんの高度な誘導解説を楽しみにしていて、「オオクボー!」を期待していただけに、非常に残念でした。まるで笑い所を一つ減らされた古典落語みたいに、約束笑いが一個足りないじゃないか!という感じでした。編集のマジックですね。
 そしてそれがあまりにも気になり、TBSと日テレのスポーツニュースも見たのですが、そっちではバッチリ「オオクボー」が入ってました。おそらくテレ朝側が松木さんに気を使っての判断でしょうが、そんなものいらない・・・。消してしまうと局側までもが
「ありゃ後世に残せないよね」
と思っているって事じゃないか。
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