偽善ソング

 両親への愛を歌った歌が流行っている最近の光景が気に入らないことは以前のも書いた。僕はそれらの曲を「偽善ソング」と呼んでいて、蔑んでいます。そういう曲を耳にする度に、
「親孝行は黙ってやれよ、頼むから」
と思ってはなるべく聴かないようにしています。この風潮がいつからはじまったのかは分からないけど、なるべくならあまり続いて欲しくもないなと思っています。
 両親への愛を歌った曲はきっと昔からあったんだろけど、今とは少し形のちがうものだったのかも知れない。なぜなら、僕がこのブログで取り上げた
「ヨイトマケのうた」
も母親への愛を歌った歌でありながらも、その立ち位置は全く違うからである。

桑田佳祐ver.


 思えばこれほど率直に、そして美化もせずに親への愛を歌った歌はないだろう。戦後という厳しい時代の中での生活、その中での親子関係、そして未来へと希望をつなげながらも「愛」や「夢」を軽々しく扱わない。おそらく100年後も聴かれる歌にちがいない。
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