甘ったれるな!

 台風一過、店のメンテナンスをしてくれるおじさんが柿がたくさん入った袋を提げてやってきた。強風で自宅の柿の木が倒れ、もったいないの運べる分だけでもと、もって来てくれたのだそうだ。ありがたく頂く。
 
 柿に限らず、僕はフルーツが大好きである。これは子供も頃からのことで、野菜は嫌いだけどフルーツが好きなので何とか生きてこれたと思うほどである。
 昔は父に連れられ色々なアウトドアをした。釣りをするためだけに島みたいなところに1週間ぐらい寝泊りするんだけど、その島の木からそのまま成っているフルーツを良く食べたものだ。いちじく、ブラックベリー、いちご。野生のフルーツをその場でもいで食べるのに全く抵抗がなかった。フルーツの木の周りには甘い香りに誘われて虫が集まったりするのだが、テキトーに拭くだけで口に入れたりしていた。

 今日そのおじさんからもらった柿はキレイなものとは言えず、葉っぱがまだ付いていたり、傷がついていたり、土が付いていたりしていた。同じ柿でも、僕らがスーパーの棚で見かけるものとは明らかに違うんだよね。スーパーで売られているものは一つ一つ管理され、形が均等になるように、虫がつかない様に、傷がつかないようにと大事に大事に育てられた「商品」である。最近ではカットされたものもあるし、場合によっては楊枝までがささっていて「あとは食べるだけ」というものもある。そのフルーツの味はしっているけど形は見たことがない、という事もありえるんだよね・・・。それがいいのか悪いのか、わからないけど。
 そういう僕も、一個食べようかなと思って袋の中を探ってみたんだけど、洗ったり皮を剥かないといけないのかあ、と思った瞬間何だか面倒になって食べるのをやめた。完全に現代社会にやられています。
日々 | comments (329) | trackbacks (0)
calendar
<< October 2009 >>
SunMonTueWedThuFriSat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others