プラダを着た悪魔

 少し前に@14のブログでもちょっとだけ出てきた「プラダを着た悪魔」という映画を観なおした。ファッションに全く興味がない女性が、ジャーナリストという夢への足がかりとしてファッション雑誌に就職し、仕事と恋とキャリアに悩みながら成長していくという、割りと単純なストーリーの映画である。主人公の女の子はファッションに全く興味がないので、細いサイズを着るために必死にダイエットをする同僚や、パッと見では絶対に気付かない服のディティールにこだわる人たちを横目で見ながらちょっと小馬鹿にしているんだけど、そんな彼女に上司が
「ファッションの存在意義」
を説くシーンがある。僕はこのくだりがすごく好きで、見事なシーンだと思っている。
 生きていくためにはファッションは必要ではない。綺麗に着飾る必要はないし、金をかけることも必要ないんだけど、世の中の多くの人はそうは思わず、結構な金をかけていたりする。それはいい事なのか、無駄な事なのかはその人の価値観次第ではあるけど、そのシーンではファッションの素晴らしさを的確に説明してくれる。
 映画の途中で主人公はダサい青いセーターを着ている。彼女はファッションに興味がないので、安いもの買ってきているんだけど、
「そのセーターが何で青いのか」
という事を説明してくれるくだりも最高である。
 この映画はお洒落な女性のための映画という受け止めかたをされているけど、実は男性でも楽しく見れる一本である。詳しい説明は書きませんので興味のある人はどうぞ!
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