2010 Do I dream?

2010 というわけで2010に入った今、最初に見りるべき映画はこの「2010」でしょう。
 「2001年宇宙への旅」は有名で、観た事はなくても名前は知っている、という人は多いと思う。この「2010」はその続編で、「2001〜」で起こった出来事の謎を解くというストーリーになっている。
 「2010」は84年公開の映画で、26年後の世界である現在を描いている。所々近未来的な住居や設備が映るけど、ほとんどは宇宙空間か船の中の場面ばかりなので、ギャップを感じたりすることはほぼない。ありとあらゆるモニターが全部ブラウン管だけど、これは仕方ない。
 で、何が面白いかというと、2010年になってもまだソ連は存在していて、冷戦構造もそのまま残っている、という設定である。冷戦が終わるのは90年に入ってからのことだから当時の感覚としては普通なんだろうけど、今となると古めかしさを感じないことはない。

 映画の中での2010年の冷戦は後一歩で世界大戦、という所まで来ている。そしてその影響は宇宙で研究を続けているクルーにも影響する。おまけにこのクルーはロシア人とアメリカ人で作られているので、地球での権力闘争が地球を遠く離れた木星でも行われているのである。お互いに腹を探りあいながら、相手を出し抜く手を互いに考えているのである。が、戦争になった日には帰る星そのものが無くなる訳で、クルーの人間関係のほうが複雑だったりする。生き延びるため、無事故郷の星に帰るためにクルーは互いに協力をしあう事になる。
 それから色んな事が起こり(いい加減ですみせん 笑 )クルーは「素晴らしい何か」を目の当たりにすることになる。そしてその素晴らしい何かが地球にとあるメッセージを送り・・・。

 っていう中途半端な書き方しか出来ないのが悔しいけど、この「2010」はHAL9000とチャンドラ博士の会話など、凄くいいシーンがたくさんある映画なので、興味がある人は見ることを進めます。でも一番面白いのは、84年の時点で2010の事を描いている点である。つまり、84年の時点で予想されていた未来を覗くが出来るんだよね。映画の中の2010年と今のこの現代、どっちがいい世の中であるかは・・・、微妙なところかな。
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