世代格差

 少し前に会社の人たち2人と世間話をしていたら、最近の若者の話になった。簡単に言うと
「最近の若者はダメだよね〜」
という話であった。2人とも僕より年齢が高く、先輩なので話を合わせていたけど、ナルホド!と思うこともあった。
 2人が言うには、原因は今の若者たちの親にあたる世代、団塊ジュニアにあるんじゃないかということであった。苦労の末に戦後の日本を立て直した団塊世代は、
「自分の家族や子供にはこんな苦しい思いはさせたくない」
という一心で子供を甘やかし、その子供が大人になり、今の若者たちの親になったわけだ。甘やかされて育ってしまった彼らは子供を教育することが出来ず、それが「今の若者はダメ」ということに繋がるのだ。最近は
「友達の様な親子関係」
が流行っているみたいだけど(本当?)、子と親が同じ高さで並ぶのはおかしいし、教育を放棄しているということになるのだそうだ。
 この話をきいた僕は、ナルホド、と思った。もちろん個人差があるだろうけど、世代による傾向は絶対にあるはずである。戦後の日本で育った人と、現在の社会の中で育つ人とでは同じ考えや価値観になるはずがない。まあ、これが良いか悪いかではないと思うけど。

 きっといつの時代も「若者はダメ」なんだよね。僕らが今そう思うように、僕らが若かった時は上の人たちが僕らのことをそう言っていたのだろうし、きっとそれが繰り返されるのだろう。若くても立派に大人な奴がいるように、いい歳なのにいつまでも子供な奴もいる。まあ、自分のことを棚にあげておいて若者はダメだなあ、なんて言っていられない。まずは自分自身から、って事かな。
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