いい大人が

 フランスやイングランドが揉めている。いい大人たちが監督に反抗したり、練習をボイコットすることは何だか滑稽で、不謹慎だけどちょっと面白い。何億ももらっているスターが何をやっているんだ!?って話である。
 きっと僕には想像も出来ないレベルの話で揉めて当然な理由があるのかも知れないけど、W杯という舞台で恥を晒している感じもあって、7点も取られた北朝鮮よりフランスやイングランドの方が全然格好悪く見える。内輪揉めって…プププッ(笑)って感じである。
 本当に苦しい戦いに勝つためには戦術や技術を超えたものが必要になる瞬間がる。良く
「チームが一つになる」
なんていうけど、僕はその絶対的必要性を体験しているので、本当にそうだと思っている。アマチュアのフットサルレベルでもそうなんだから、世界最高の舞台でもそれは同じどころか、より高い必要性があるに違いない。ましてW杯ともなれば自分のため、仲間のため、金のためという価値観を軽く超え、祖国の名誉やプライドや色んな諸々を背負うわけだからね。
 という訳で有名でもなく、強豪国でもない北朝鮮とかチリとか、愚直なまでに体を張り続けるスイスと、まとまりがあってカッコいいなあと思うのである。いい大人たちが必死になってボールを追いかけ転んでいる姿は冷静になったらおかしいんだけど、彼らは色んなものを背負いながら、色んな人たちのたくさんの気持ちを表現していて、なんかカッコいいなと思うのである。それらの重さを実感しているのであれば不満や不服をなんて言えないと思うし、例えあったしても個人の思いなんかよりも、国を代表しているという事のほうが100倍も重要だよね。
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