美味しい、の話

 自分の家では当たり前だけど、外では全く違うものだったりする風習とか、ルールってあるよね。食べ物関係とかに多いかも知れない。特に外との交流が薄い子供時代なんかは多いと思う。接するのは圧倒的に家族が多いわけで、小さいその世界では当たり前なものを外ではどうなのだろう、なんて疑ったり考えたりはしない。それほど教育というのは実は「実験」みたいなもので、親が子に教えているもの、子供が家の中でで見るものが全なんだよね。
 
 よく考えると、自分が当たり前だと思いこんでいるけど本当はどうだか分からない、って事ってたくさんあるはず。当たり前だと思っている事ほど多いはずで、ある日
「え?そうなの?」
って思う瞬間があるかも知れない。それどころか、僕が見ている色とか、感じている味とかは他人とは比較が出来ないだけに怖いよね。僕が思う「赤」と他の誰かが思う「赤」は同じわけがない。

 僕は自分で味音痴だと自覚していて、食べ物に興味がないのはそこから来ている。(と思う)。で、最近食べていて気づいたのは
「美味しいと思うのは一口目、二口目まで」
であるってこと。その味に慣れたらあとは食べ物を口に運ぶ作業になってしまって、すぐに飽きてしまうのだ。僕はそれを当たり前のことと思っていて、それこそ人類皆そうだ!ぐらいに思っていたけど、良く考えたらそうとは限らないよね・・。最後まで美味しい、という人がいてもおかしくないし、ってもしかして皆そうだったりする・・・?                                                    
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