人生切り売り

 クラプトンの名曲で誰もが知っている「Tears in Heaven」というのがある。儚くも美しい曲で、聴いているうちに何となく悲しい気分になるんだけど、それもそのはず、4歳の息子を失くした時にクラプトンが書いた曲なんだよね。コナー君の亡くなり方を知っている人はもっと深い悲しみを感じるに違いない。
 悲しい想いが曲という形に昇華されたからこれほどの傑作になったと思うんだけど、いつも思うのが
「これほどのパーソナルな想いをなぜ発表するのだろう」
という事である。何かを創作したり、表現する人は自分の体験や考えを元にその何かを作り上げるのだと思うけど、この場合は次元が違うというか、質が違う気がするのだ。まあ、これがSHOW MUST GO ONって奴だろうけど、自分の不幸すらをも商売にしてしまうなんて、芸能の道というのはなんとも特殊な世界だなあ。今日ドッキリ番組をやっていたけど、アレだって同じようなものか。レベルが違うけど。
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