未発表作

zaP2_G0014888W.jpg 12月15日にマイケル・ジャクソンの「新作」「MICHAEL」が発売される。新作とは言っても本人はもういないわけで、未発表作を集めたアルバム、という事になる。活動しているように見えなくても、マイケルが終始色んなアーティストと曲を作っていて、いつでもアルバムを発表できる状態にあることは有名な話ある。曲に関わるスタッフとアーティストと「何も語らない」という契約を結んでいるとも言われ、噂の域をでない情報しかないのはそのためである。
 
 アーティストが亡くなってからの発表ってたくさんあるけど、その受け止め方は様々。誰もが聞きたいけとは思っているけど理由あっての未発表曲なわけで、
「アーティストがあえて出さなかった曲」
という考え方も出来るんだよね。特にマイケルは異常なぐらいの完璧主義者で、作っているのになかなかCDを出さないため、
「いい加減アルバムを発表しろ!」
と迫るレコード会社と揉めることも多かった。そういう意味では今回のこのアルバムにはマイケルの意志とは別に作られたということもあり、ファンとしての心もちは正直微妙である・・・。

 僕も正直どうかなあ、と思っている。でも、こう思うこともある。あまりにも存在が大きすぎると本人の意志とは別に、責任感というか、公共性というか、一個人でありながらも
「みんなのもの」
であるんじゃないかと。もちろん、超勝手な考えで正しくもない事は重々承知だけど、大きすぎる影響力は一人の人間の存在を超えるのかな、って思うんだよね。だから、亡くなった後に自分の作品が自分の知らない所で発表されるのは仕方がないのかな、とも思う。間違っているとも思うけど。
 残された曲たちを知ったマイケルの仲間やスタッフが責任感や使命感に、そして自分の中の正義感にかられ、ありとあらゆる手を使って出来うる最高の形でマイケルの作品を発表することにしたと信じたい。
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